見出し画像

halutaの家を見学。素敵な家と「住みながらにして売りに出す」に至った素敵な想いに出会えました。

以前、倉庫を見学に行った『haluta』。

その『haluta』が設計した実際の家を見学できる「2021 SUMMER OPEN HOUSE」に行ってみました。

今回伺ったのは物件はこんな感じのところです。

「東御の個人住宅」
蓼科山、穂高岳、白馬岳を見渡せる立地に今春完工した東御の個人住宅(@YOSHIMI HOUSE)。
中央にエントランスを配置し、左側にリビング・ダイニング・キッチンを、右側にパウダールーム・ベッドルーム・フリースペースを集約。印象的なトラス構造の小屋組みは天井の高さに加え、スキップフロア・ガラスドアなどで各スペースを緩やかに結ぶことで、開放的な空間を実現しています。
<物件概要>
建築面積:75.60m2 (22.90坪)
延べ床面積:75.60m2 (22.90坪)
建物構造:木造一階建

実際に伺った物件の写真をいくつかご紹介します。
(ご本人に紹介する了承を得ています。)

玄関入って左手にはリビングダイニング。

画像1

右手に書斎、奥が寝室。

画像2

海外のようなフラットな玄関。緑のドアがかわいい。

画像4

注文家具で作られた木製のキッチン。

画像10

タイルが素敵なバス・トイレ・洗面台。

画像5


テーブルの向こう側に見える白い帯状になっているのが「湿型放射冷暖房・パネルヒーター」
画像6

家自体が気密性が高い中で、冷暖房を使わずとも温度と湿度を保って快適な空気環境を作ってくれるらしい。(よく見ると水滴があります)

画像7

さらにこちらが「熱交換式換気システム」
家の空気と外の空気をを循環させることで結露やカビなどの湿気によるダメージを防いでくれるらしい。

画像8

サイトにもhalutaのこだわりが書いてありました。

halutaの家は、消費されない。幸福度の高さで知られるデンマークは、実は「住宅先進国」としても有名な国。halutaはそんなデンマークに拠点を持ち、現地での生活を通して「家の性能の違い」を実感。地元ならではのルートを活かし、人と環境によい建材を使って夏は涼しく、冬は暖かく、外気の影響を受けない家をつくる方法を生み出しました。一番大事にしているのは、目では見えない「心地よい空気」。病気にならない体づくり、という予防医療の考えをベースに時が経つほどに価値が増す、100年、200年引き継がれる家を目指して設計をしています。

そんなこだわりを体現するように、halutaで働かれていて、かつこの物件のオーナーの義見さんがお話しされていたのは、まさに「消費されない」家を証明するような取り組み(生活)をしているとのことでした。
住み続けても価値が落ちないを自ら実証するために「住みながらにして売りに出す」実践しているとのこと。その想いは以下のInstagramに投稿されているので、是非読んでほしいです。

少しだけ抜粋させていただくと、

「眺めの良い家売ります」
日本の不動産の価値は主に「立地、築年数、面積」によって決まる。

~省略~
建築費を抑えるために、画一化された壁紙等の仕上げ、既製品の設備、安価なプラスティック部品で作られた味気の無い家を、本当に「マイホーム」と胸を張って言えるのであろうか?そして何より「このような無個性で安価な住宅がスタンダードとなった日本の未来に、美しい街並みは残っているのか?」それを考え始めたら、すごく悲しい気持ちになった。そして、これは戦後の日本に掛けられたある種の呪いなんだなと。そう思ったのである。

~省略~
この状況をどうにか打破したい!
とは言え、この問題は根深い。おそらく僕個人ではどうにもならない。そんな悶々とした状況の中、あまり物事を深く考えすぎない僕の性格上、便宜的に、「家を買うという僕自身のストーリーのエンディングが、なんかハッピーだったら、みんな真似してくれるかもだし。とりあえず建ててみるか。」となった。とは言え、ただ家を買って住むだけじゃ何も変わらない。何かしらの「方法」を見出さなければ。と言う事で、考え出したのが、この家を「住みながらにして売りに出す」ことだ。なんだったら着工した今この瞬間から売りに出していると言ってもよい。

~省略~
でも、これが成功すれば、僕たちは立地から解放され、好きなところに住み。いくらでもお金を掛けて自分らしい家を作り、自身の生き方に共感してくれる「友人」に、価値を落とさずにその暮らしを引き継げるのだ。

義見 春野


物件自体もとても素敵でした。ただそれ以上に義見さんの考えと行動が素敵だなぁと思った見学でした。
唯一の心残りは雨だったこと。また晴れの日に見てみたいなぁ。

画像9


古民家の民泊宿を運営することに!(2022年9月更新)

改装していた古民家の民泊運営の相談を受け、この度夫婦で運営することになりました。ご宿泊の検討いただけると嬉しいです。移住や佐久・佐久穂地域周辺などのことに関心がある方であれば、お話しできればとも思います。宜しくお願いします!

▼一日一組限定の一棟貸し『古民家宿黒澤邸hanare』
https://sakuho-kurosawatei-hanare.com/

画像10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?