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会いたかった人に会えて、行きたかった場所『nanoda』に行けた!

連日の投稿ですが、先日ツアーを組んで、初めて訪問してきた『塩尻』


この企画やりたい!と思ったのは、
この動画を見たのと


この書籍を読んだことから。


あー山田崇さんは絶対面白いし、今の時代に活躍すべき人だなぁと思ってしまったからです。


そんな山田崇さんに無事会えて、サインまで頂いちゃいました!

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そしてツアーメンバーとともに、動画や書籍の中で語られていた『nanoda』にも訪問。(もはや、聖地に来た気分でした。)

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念のため、
『nanoda』とは

▼空き家を借りることで見える、本当の課題
――山田さんが注目されるきっかけとなった取り組み「nanoda」について教えてください。もともとどのようにして始まったのでしょうか。

始めたのは、塩尻市の職員として働き出して14年目の2012年です。JR塩尻駅前にある大門商店街の130軒のうち、30軒が空き家になっていたんです。いわゆるシャッター街ですね。わたしは塩尻市で生まれ育ったのですが、子どもの頃はものすごく活気があった商店街なのに、どうしてそうなってしまったのか理由がわからない。わたし自身は郊外のレタス農家出身なので、商店街に住んだこともない。だったら自分が当事者になって、どんな課題が起きているのか見てみようと、1軒の空き家を借りてみたのが最初ですね。
そのときに何軒かの大家さんと話して感じたのが、もしかしたら皆さん、空き家の掃除に悩んでいるんじゃないかと。そこで、「お掃除なのだ」というイベントを始めました。元・時計店、元・ラーメン店、元・喫茶店……あちこちの空き家を掃除させてもらいました。掃除が終わると大家さんを囲んで食事会をして、昔の商店街の話やいま抱えている課題を聞きました。

そこで見えてきたのは、どの大家さんも「空き家になったけれど、どうしていいのかわからない」状態だと。改修するほどでもないし、解体して更地にして売る予定もない。わたしはてっきり空き家“問題”なるものが存在するとばかり思って「お掃除なのだ」を始めたんですが、実際はそうじゃなかったんですね。関係者にとって空き家は“問題”ではなかったんです。

最初に借りた空き家を「nanoda」と名づけて、そこを拠点として掃除以外のイベントも始めました。商店街に朝食を出す店がなかったので、喫茶店とパン屋さんに協力してもらって実現した「朝食なのだ」、カツサンドを出している店がなかったので精肉店とパン屋さんにコラボしてもらった「三河屋のカツサンドなのだ」、1日限定でミニFM局をやった「コミュニティラジオ放送局なのだ」

何でもいいんです。衝動的に思いついたアイデアのなかに、世の中を変えていく種が眠っているかもしれない。市民のだれかがアイデアを出したら、わたしが最後まで伴走して一つひとつ実現させています。

山田氏が借りている空き家「nanoda」。1階入り口の「大門商店街」と書かれた看板と2階の「nanoda」の看板は、地元の小学生がプロジェクト「カンバンなのだ」で10日間通い詰めて制作した。例えば、毎月20日にやっている「ワインなのだ」は、7年間欠かさず続けてきたのでもう80回以上になります。内容は本当にゆるゆるで、参加者のみんなで買い出しして、飲み食いして、後片付けするだけ。ワインって守らなきゃいけないマナーがいろいろあって、格式が高いイメージがあるじゃないですか。もっと気軽にワインを楽しめるような文化を、ワインの産地である塩尻でつくりたいよねという思いから始まりました。


まず空き家で困っている人のお掃除をしてみよう。まず空き家を借りてみよう。まずイベントをやってみよう。まず・・・。と、山田さんのお話しを聞いてみて、『小さく始める、期限を設ける』ということを徹底してやられていて、本当に凄いなぁと思いました。

その小さく始めたものの積み重ねが部屋の中には溢れていました。
そして、そのすべて貰い物とのことでした。

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こんな立派なテーブルも

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『ワインなのだ』用のグラスまで

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さっきのインタビューでは80回となっていましたが、既に97回の『ワインなのだ』が開催されているようです。
(お品書きが楽しそうなイベントだなぁ)

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山田さんに「『nanoda』ってどういう場所なんですか?」という質問をした時に、この二冊がこの場所のコンセプトとなっていると教えてくれました。
(場所のコンセプトを一言で言わずに、本で表現するのなんて、もはやアートです)

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そんな山田さんとお話していく中で出てきた言葉を羅列してみます。

・目的をもたずと、はじめてみる。
・目的を持ってしまうと、目的以上のものは生まれない。
・その過程をアーカイブで残していく。(まずは一行から) 
・やり続ける。量が質に転換する。
・小さく始める、期限を設ける。
・期限があると、そこに向けて思いもよらない盛り上がりが生まれる。
・課題だと気付いた人が責任者。
・それぞれの正義がある。
・なぜを2回聞く。裏側の本質を考える。
・人の出会いを面白がる。


そんな山田さんは『nanoda』以外にも様々な取り組みをされています。

例えば、
毎週金曜日朝7時からの『山田崇ラジオ』

塩尻の地域課題と大企業のリーダー育成を掛け合わせた『MICHIKARA』

日本中のさまざまな地域で活動する公務員が集まり、仮想市役所上でそれぞれの地域の課題を解決するため、共創プロジェクトを通じてその解決策を模索する場。『市役所をハックする!』


などなど、色んなことをされています。
そんな山田さんの活動や塩尻の空気を受けて、企業も色々な取り組みを相談してくるようになっているとのこと。直近のお話で言うと、塩尻でバス自動運転の実証実験を行うとのことです。

実証実験しているバスは見れなかったのですが、バス停は既に立っているとのことだったので見てきました。

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などなど、会いたかった人にも会えて、行きたかった場所にも行けた!個人的にはとても嬉しい体験でした!

いつか『ワインなのだ』にも参加したいと思っています!


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