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どうしたら自分ごとに考えてくれるのか?

どうしたら自分ごとに考えてくれるのか?

旅する経営者 あや社長です。

私は2015年に株式会社Wannabeを創業しました。
現在は湘南地域を中心に、企業研修の運営やイベント事業をしています。
また、フリーランスとしてもSNS運用・運用チーム作り、新規事業の立ち上げやオンライン講師などもしています。
最近はここに地元の法人会のディレクター(組織のNo.2的なポジション)が加わっております。

最近、ありがたいことに多方面で新しいことに挑戦させてもらい、そこから学ぶことが多々あります。
特に今回は「関わる人がどうしたら自分ごとに考えて、積極的に関わってくれるのか?」について、最近の気づきをシェアしたいと思います。


なぜ積極的になれないのか?

実例

私は現在、法人会でディレクターポジションをやっています。
こういうポジションは初めてではないのですが、その度に何度も「どうしてもっとみんな積極的に関わってくれないのか?」と思っていました。
なんならイライラしてました笑

私はできる、けど、周りの人がついてきてくれない。
私はやる、けど、周りの人はやらない。
なんで私ばっかり。。。
そんな風に思っていました。

ディレクターのポジションは、やることがとにかく多いだけでなく、相談や進捗報告なども多いので、とにかく頭がいっぱい。
皆さんからすると私は一人ですが、私からすると皆さんは多数。
とても対応しきれません。
正直、「いや、もうそれは自分で判断してやってくれよ。大人なんだからさ。」と思うことも多々ありました。

とはいえ、私もそれなりに優秀なので笑、対応しようとすれば対応できてしまっていたのも事実。
しかし、そこでどうしても対応できないことが出てきたのです。

そこではたっと気がついたのが「これは私だけの問題なのか?」ということ。
そもそも人手が足りていない。
それを会を運営している感じが知らない状態。
それって健全なんだろうか?

そこから私は、あえて問題を幹事のラインに上げ、全体の課題として共有しました。
結果、皆さんが自発的に動いてくれるようになりました。


課題はテーブルの上に出ているか?

ここで私が学んだことは、私自身が幹事の皆さんが寄り付きにくい、風通しの悪い環境にしているのではないか?ということでした。
そして、そこから会で起きた課題をテーブルの上に出すように心がけました。
そうすることで得られたメリットを3つお伝えします。


①熱量の高い幹事が増えた

元々熱量の高かった幹事の方々は、他の人を巻き込んで熱量を上げてくれるようになりました。
中には裁量権を欲しがる幹事の方も出てきて、「自分たちの会をもっと良くしよう!」という思いが出てきたことはすごく嬉しいです。

そしてこういう方々は、今後会を牽引していくリーダーになってくれるなと感じました。
これまでも、プライベートレベルでは仲の良い幹事には現状の相談はしていた(ほぼ愚痴ですが笑)のですが、これからは選り好みせず幹事の皆さんに伝えてみようと思いました。

そうすることで風通しの良い会運営になることも期待しています。


②新しい幹事が自分にできることをやるようになった

古残の幹事だけではなく、新しい幹事にも良い影響がありました。
それは自分ができることを積極的に手伝ったり、ゲストを呼んだりとこちらが頼んでいないのに動いてくれるようになりました。

あちら側からすると”空気読まないとまずいな”っていう感じでしょうけど笑、どんな理由であれ、動いてくれるのであればこちらはありがたいです。
それを通じて、少しでもその人の事業拡大や人間的成長に繋げていただけたら嬉しいなと思っております。


③3役(リーダー)の肩の荷が降りた

会を中心で動かすリーダーを3役という言い方をするのですが、その肩の荷がおりました。
そう、私のことです。
実はこれが一番大きいかもしれません。

経営者が集まる会なので、数字目標もあり、20年以上の先輩方の評価的な目もあります。
私が引き継いだ時は、本当に空気が悪かったです。

「任命責任」なんていう胸糞悪い言葉もあって、任命しただけに飽き足らず、その責任まで取らせようとする、弱肉強食な文化がありました。
そんな環境のため、暗くて、ジメジメした会だったことを覚えています。
私はそんな会の雰囲気やそれに気がつきながら変えようとしない先輩方を正直、好きになれませんでした。

「変革を起こすのは余所者・馬鹿者・若者」という言葉がある通り、私は全てに該当します。
「私がここに呼ばれたのは、変革だな」と感じていたので、「向こう10年の文化を作るつもりでやろう」と多くの変革を考えました。

ただ、仕組みを作ることはできても、それがうまく動くかは結局、人を動かさないとできません。
それに気がつき、みんなに動いてもらう号令をかけなければならないと気がついた時に、私は「それは自分の負けを認める」ことのように思いました。

今まで嫌いだった人たちに対して、変革のために声をかける。
私はいろんな感情や理性を天秤にかけ、理性で判断しました。

その時に感じたのは「もっと早く声をかければ良かった」という感想でした。
と同時に「ここでつまらない感情やプライドで貴重な成長の機会を逃さなくて良かったな」と感じました。

結果、一番得したのは私だったのです。


人を巻き込むために

仕事でもプロジェクトでも、人を巻き込んでやっていくのはとても大事なことです。
そうすることでスピーディに大きいことが達成できます。

人を巻き込んで、さらに自分事にしてもらうためには、綺麗なところだけではなく、できていないところや課題を共有しておくことにあるように思います。

もちろんそれ以前の問題で、
*信頼できる人間関係が作れているか?
*風通しのいいコミュニケーションが取れる環境はあるか?
*ネガティブな情報が出た時に処理できる人間性があるか?

などは必要な土台になってきます。
なので、これがまだ整っていない場合は、ここを固めるところから始めましょう。


問題解決は人を近づける

結論としては、課題は積極的にテーブルに出しましょう
特に抱え込みやすい人、責任感が強い人ほどおすすめです。
さらなる変革のために、自分の感情やプライドにケリがつけれれば、現状を打破できます
できる経営者ほど「感情で判断しない」と言いますが、その感覚が少し私も身についてきたようで嬉しいです。
今日は、最近の自分の出来事に掛け合わせてシェアする文章にしてみました。
私もまだまだ精進します。

みなさんはどんなことに壁を感じていますか?
ネタも募集していますので、よかったら教えてください笑

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