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小さな努力の結晶

目には見えないくらい小さな微粒子も、積み重ねていけば、いつか見えるようになりますか?

すぐに結果は見えなくても、目に見えないくらい小さなの努力を毎日し続ける。それが前に進んでいるということ。今までの私は、小さな努力をコツコツ積み重ねることが苦手でした。どうしても、早いうちに結果が見えるようなやり方をとる。童話『うさぎと亀』の、典型的なうさぎ型です。ペース配分がわからずに走ってみんなを追い越して、疲れて眠って追い抜かれる。

努力はすぐに見えないですよね。見えないから、本当に積もっているのか不安になります。だから簡単にやめちゃうんです。

雪が降って、大粒なら割とすぐに目に見えるくらい積もりますよね。それと同じなのかもしれません。小さいものを積み重ねるより大きいものを用意したほうがすぐに使える。

でも気がつきました。
小さい雪が降って地面を冷たくするから雪は積もっていきますよね。冷たい地盤があるのだから。すぐに目に見えるようになるくらい大きいものならば、それは大きい粒だから簡単に壊れてしまうということに。小さな粒がお互いにくっつきあっているのなら、それが目に見えるようになるまで積もれば、簡単には壊されない。努力も同じです。早く身につけたものより、中身の詰まった結晶のような努力の方が崩れにくい。

私は後者を選びたいです。小さな努力の積み重ねは、私が目指したいものにとってやっぱり必要なことだと再認識したから。それを続ける覚悟がありますか?と疑問を呈して、それでもやりたいんですと答えた自分がいる。私は大きな粒より小さな粒を目指したい。すぐには見えないけれど、確実に積もっていく努力の方法をとりたい。

これらは今の私がやっていることです。
noteを毎日書く、小説を書く、文章の仕事を持ってみる、その勉強をする、読書をする、筋力が弱っているので筋トレする。基本的にすぐに結果が見えないと投げ出したくなるような、三日坊主の私にとって、毎日noteを書くことも、小説を書くことも、見えないほどの小さなものを積み重ねているように思えます。そして確実に積もっている『感覚』があります。

どれも、今はすぐに結果として見えるものにはなりません。簡単に結果をあげられるものでも、すぐに結果が決まるものでもありません。でも、じわじわと。確実に見える形へと近づいている……そんな気がします。

すぐに目には見えなくっても、小さな積み重ねが強固な塊を作るのであれば、私は小さな積み重ねをしていきたい。それをできる環境と自分を守りたい。目指す目標があるから、努力ができる。地道に見えても、いくら小さく見えても、例え周りから「何してるの」と笑われようとも。

強く固まった結晶が、いつか誰かの目に留まれるくらい大きくなるように、自分で作っていきますね。


あやさわえりこ

※写真は「鍾乳洞」で検索して、鍾乳石がはっきり見えるものを使用させていただきました。鍾乳石は、かなり長い時間をかけてゆっくりと見える形になっていきます。


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