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#日々のこと/懲りずにまたぬか漬けを始める

7月に入ってぬか床を始めた。もう何度目かの挑戦で、これまでぬか床をダメにしてしまった悲しい過去がいくつもある。ぬか床は、容器とお水、新鮮なぬか、塩があれば作れる。始めるのは簡単だけれど、1日に一度ぬか床をかき混ぜるのが結構キビシイ。簡単なことに思えるけれど、疲れて帰ってきた日にはどうしても億劫になってしまって、これまで何度後悔したか。

それでもまたぬか漬けに挑戦したくて、懲りずにまたぬか漬けライフを送り始めた。今回は、ぬか床を作るにあたり、肝心なぬかこそ農薬を使っていないもの、そのうえ新鮮なぬかを使いたいと思い発送当日に精米してもらえるぬかをネットで取り寄せた。お水は日本の軟水の天然水、天然塩を使ってぬか床は30分ほどで完成。1週間〜10日くらいはぬか床の熟成期間。捨て漬けをしながら一日に一度かきまぜ、ぬかが発酵するのを待つ。今年の7月は梅雨の影響で東京は連日の雨。気温も低かったので、この時期にしては緩やかな発酵だったけれど、次第に空気を含むようにふっくらとして、ぬかのいい香りがするようになった。

ここ数日で気温が30℃近くに上がり、ムシムシするようになるとぬかの発酵が力強くなり、安定しなかった味が美味しく感じるまでになってきた。
昨日の朝は、土鍋で白米を炊き、ぬか漬けを添えておかずにしたけれど、これが本当に美味しくてぬか漬けがご馳走のように感じた。漬けたにんじんの乳酸菌の酸っぱさが白米の甘みを引き立たせてくれて、地味な見た目ではあるけれど、心から満たされるような慈悲深い味わいだった。
はぁ。この味わいを家でいつでも楽しめるからぬか床があるとQOLが飛躍的に上がると思っている。今はきゅうりや茄子、にんじん、大根、パプリカを漬けていて、これから徐々に野菜の種類を増やしていきたい。ぬか床は、まさに大地のようでいろんな野菜を漬けると、肥えて味がより美味しくなる。

飛行機に例えれば今は、離陸後グングン高度を上げてようやく安定した飛行に入ったところ。これから梅雨明けして気温が上がると、発酵がいっきに進むようになるので、常温での管理が厳しくなる季節。気を引き締めないと大切なぬか床をまた瀕死の危機に陥れてしまいそうなので、がんばりたい。

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