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長男出産の無痛分娩と単身赴任を振り返る

こんにちは。
映像ディレクターの別府です。

我が家には9歳、6歳、4歳の3人の子供たちがいます。
そして今日は長男6歳の誕生日。

保育園から持って帰ってきた誕生日カードに書かれていた将来の夢。
実は6年前の長男が生まれた当時、旦那は大阪に単身赴任でした。
そこで日本の単身赴任という制度についてもお話ししたいと思います。
面白かったらスキ、コメント、フォローとっても喜びます!


ぶっ飛んだ長男の将来の夢

息子の将来の夢…

え、ストライカーじゃないよね?スナイパーよね?

ス、ス、ス、スナイパー!!!って射撃の名手だよね?
あのゴルゴ13とかルパンの次元とかそういうやつだよね?!

その夢、お母さん初めて聞いたけど…まあ子どもの可能性は無限。

野球選手とかサッカー選手とかじゃないところが
今どきの自由な風潮だし、なんら親のしばりを受けてないあたり子育て正解か?(にしてもスナイパーて笑)

大人の私も、自分の出来ることから将来を考えて、幅を狭めていないか。
改めて考えるきっかけになりました。
む〜子供たちは先生である。


初めての無痛分娩を振り返る

上の子を普通分娩で吐きながら死ぬ気で産み、次は無痛分娩で産むと決めた2人目長男の出産。初めての無痛分娩は福岡市内老舗の産院、井鎚病院。

井鎚病院名物、フランス菓子16区のお菓子

思ったのは「無痛分娩だけど無痛じゃない!」

陣痛はいつくるかわからないので来ても10分間隔にならなければ次を待つ。
10分間隔までなったら病院に連絡してから病院へ。
しかも感覚がちゃんと段々狭くなってそれなりに痛くなってから麻酔を入れて、それもいよいよ痛くなって子宮口が開いたら硬膜外麻酔でやっと本当の無痛が訪れるのである。

3人の私が同時に「聞いてないよ〜!」である。

でも実際、分娩になったら陣痛の波は波形でしか分からないし、むしろ長時間になり眠気すら覚えるほどの余裕。

しかし1人目をしっかり股から産んでいる経験があるからこそ「いきみ」というものがわかるけど、眠気の中どでかいスイカ(個人的にはボーリングボール)を鼻から出すような力の入れ方を、これ初産婦は分からんバイ…

無事に分娩台からは痛みはなく
無痛分娩しか体験したことがない
"痛覚"は無いが"暑さ寒さ"と"触覚はある"感覚

そして、AM2時31分、3105gで長男誕生!

私の時は、無痛分娩費用は10万円追加料金でした。
10万円を払っても全然お釣りが来るほどの壮絶な出産という生死をかけた戦い。これから出産する女性には経験上、無痛分娩を強く勧めます。

少子化で国も出産費用自己負担なしを検討していますが無痛分娩も選べるような仕組みになると良いなと経験者は切に願っています。
(もちろん帝王切開や自然分娩も医学的な理由、そして個人の選択上様々な方法が選べるのは言うまでもなく、選択肢を知ってもらい他の出産方法と同等に出産の負担を軽減できたらという個人の意見です)

単身赴任のバカヤロー!

そしてこの出産時、旦那は大阪に単身赴任をしていたので生まれた知らせを聞いて新幹線で帰ってきました。

長男の妊娠中はつらいつわりもある中、仕事に家事に上の子の面倒。
そこに2年間の単身赴任。

私の場合は当時実家が近かったので実母にほぼ毎日来てもらいましたし、産後1年ほどは長男の育児に実母がかなり戦力になったので良かったのですが。

単身赴任という制度、どうなん?

と思いますよね。調べてみると、日本の転勤について

転勤は、「人材の育成」「組織の活性化」「適材適所」などを目的に、大企業を中心に広く実施されてきた。しかし、転勤を命じられる側にとっては、配偶者の転職や子どもの転校が必要になったり住宅ローンに影響したりと、生活における負担が大きいのも事実だ。ウェルビーイングの観点からも、転勤や単身赴任を「時代遅れ」の制度と考え、廃止を表明する企業が見られるようになってきた。

時代は「廃止」へ! 変わりつつある、日本の転勤・単身赴任

エン・ジャパン株式会社が、2019年に転職支援サービス「エン転職」のユーザーを対象に行った「転勤」に関するアンケート調査によると、転勤は退職を考えるきっかけになるかとの問いに対し、64%が「なる」(なる:31%、ややなる:33%)と回答。年代別に見ると、以下のように若年層ほど転勤が退職に結び付く可能性が高くなっている。
20代   68%(なる:31%、ややなる37%)
30代   66%(なる:33%、ややなる33%)
40代以降 58%(なる:28%、ややなる30%)

エン・ジャパン株式会社 2019年「エン転職」ユーザー対象「転勤」アンケート調査

まさにそう、転勤や単身赴任は時代遅れ。
これから人材不足がいよいよ来ると言う中で確かに若者が望まない転勤や単身赴任で転職するのは頷けるし納得です。

リサーチの中でも、単身赴任に女性が職を辞める場合も多いと書かれていたけど私も妊娠してなかったら当時の大阪支社へ転勤を申し出たかも知れず、女性が従う理由には明らかな男女の賃金格差が根底にあると思う。

要は稼ぎが多い方に合わせる方が合理的判断だから。
女性が選んでいるのではなくやむなく選ばされていることに気づかないと。

今こそ、単身赴任を終えた(3人目出産を機に辞められたがそうでもしなければずっと戻ってこなかった)旦那も今はリモートワークで仕事をしながらワークタイムバランスといいつつ結局自宅で長時間労働をしています。

このトータル仕事時間の鬼時短の工夫が出来ないものか?
日本全体で「自分で生き方を主体的に選ぶ」ことを考えたいと思いました。


家族が自由に生きるということ

長時間残業の旦那と共働きで子ども3人でも自由に生きる。

我が家がなんとか成り立つ理由は私がフリーランスになったから。
自宅で比較的自由に仕事ができる環境になったのは本当に救いです。

毎日家事を回しながら小児科や耳鼻科や習い事に連れて行くのはおおむね私の担当。ほぼ毎日何かしら家の用事です。

誰だっていつ自分や家族が病気になるか分からないから。

自由に生きるためには何かを手放すこと。
私は会社を辞めて家を引っ越し、たくさんの物を主体的に手放した結果、40歳は大きな節目になりました。

息子のように自由に仕事や働く場所を考えられる、そんな未来になればいいなと思います。


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