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あなたは人間何回目?私の前世は小型犬?!

むかし、「松本紳助」というダウンタウンの松本人志さんと島田紳助さんの番組があった。

そこで紳助さんがいわゆる「輪廻転生(肉体は死んでも魂は生まれ変わっていく)」の話をされていて、街でマナーの悪い人を見たら「この人は人間1回目なんやな〜。人間界のマナーが分かってないから学んでる最中なんや、と思うようにしてる。」という話があった。紳助さん曰く、徳を詰むと人間として生まれ変わることができ、人間を何度も経験することによって、マナーや配慮、人間力を身につけていくのだそうだ。

確かに、若くして落ち着きがあり、達観した考え方を持った人もいるものだ。例えば、フィギュアスケートの羽生結弦選手を見ていると若くしてあのできた人感。人間経験何度目なのか?そろそろ上がりか?と思ってしまう。

かく言う私は何度目なのか?と考えても自分では前世のことなど覚えておらず、全くピンとこない。以前、友人に「アヤパンはあらゆる質問をしても自分の答えや意見を言ったりできるから、きっと何度も経験してるよ。」と言ってもらったことがある。だが自分では、うーん・・・イマイチしっくりこない。

先日、また別の友人と前世の話になり「アヤパンは前世は小型犬だったんじゃない?小さくて、丸くて、ちょっとバカ(←失礼w)。で、前世でずっと側で見ていて憧れていた人間に今世で初めてなれたから、全てが新鮮で楽しいんだよ」と言われた。

私は思わず「たーしーかーにー!!!!」と唸ってしまった。

自分の前世がどうだったかは分からないが、もしそうだったとしたら、色んなことの説明がつく。

・前提として「全てが与えられている」となぜか思っている。(人間として生まれた時点で成功!)
・やたらとメタ認知する。(人間が苦悩する姿を側で見ていたから?)
・なんでも新鮮に映り「せっかくだからやろう」となぜか思う。(次も人間になれるか分からないし・・・)

かつ、小さくて、丸くて、ちょっとバカ(←親に謝ってw)。

あと、私が犬だったとしたらこんな扱いを受けていただろうな、となぜか想像がつく(笑)

話を戻すと、人間1回目の私は、人間界の歩み方はまだまだだが、様々な事柄に対してマインドフルネスで大切とされる「初心 -ビギナーズマインド-」で臨めるのだ。初心とは、よく「初心忘るべからず」という言葉を使う時のように「何かを始めた時の気持ち・決意」という意味もあるが、「初めて何かをするように臨む気持ち、未熟さを謙虚に受け入れ臨む気持ち」という意味もある。もしかすると、初心は人間1回目には無償で与えられたボーナスポイントなのかもしれない。なんてったって、全てを新鮮に楽しめる。

そんなボーナス期間を楽しみつつ、慣れない人間生活は始まったばかり。次の生まれ変わりでも人間になりたいなら徳を積まねば・・・と長く続く輪廻転生を想像してみるのであった。

さて、あなたは人間何回目ですか?

(おしまい)

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