新潟への帰路 📸
私は新潟で生まれ育って、今は東京にいる。
今年で かれこれ11年、東京と新潟を行ったり来たりしながら暮らしている。
移動は、新潟ー東京を結ぶ 上越新幹線。
1時間30分〜2時間くらいで着いてしまうから、意外と近い。
私は新潟が大好きだ。
新潟の空は広い。
写真にはビルが写っているが、このあたりは、新潟市の一番栄えているあたり。
新潟のほとんどは、越後平野が多く広がり、大きな川や大きな海が広がっている。
地平線まで続くような、どーんと大きな景色が新潟にはたくさんある。
そして豊かな食べ物が満ちている。
人が多いのが苦手で、10年住んだ今も 東京に慣れずにいる。
ときおり、新潟に息をすいに行くのが私にとって必要なのだ。
新潟に降り立つと、なんだか、体が軽くなったような気がする。
それは、生まれ故郷に帰ってきた安心もある。
しかし、新潟の空間に対する人の量や、ひらけた景色、土や水の多さ、空気が
体感的に 体を軽くしてくれているのではないかと思うのだ。
言葉では説明できない何か、そんなものがあるのかもとも思う。
新潟は、ひらけた土地ではありながら、
冬は厳しく 雨や曇りが多く、湿度も高い。
そして農業の盛んな地域。
その性質が影響して”耐え忍ぶ”文化が根付いている気がする。シャイな人も多い。
新潟の深く暗い海。それは黒い砂と、曇りの多い空の影響。
沖縄の白い砂と、水色のおだやかな海を見たときは びっくりした。
瀬戸内海を訪れた時も、また違う海があった。
土地や自然環境で、そこに住む人の性質に影響を与えるのだろうと思う。
新潟の土地の持つ、重さと軽さ。
そのどちらもが、私のからだの中にあって、それが私の性質や個性をつくっているのを感じる。
自分の重さに耐えきれなくなることもある。
しかし、それも土地からさずかったもので、大切につかっていきたいと思う。
いつまでも めいわくをかけ続けている両親に恩返しをしたいなと思い続けている。
この世は無限でありながら、有限だ。
一緒にいれるのも限りあること忘れず、
一緒にいれるときを大切にしていきたい。
東京で疲弊する私を見て、
母は「帰ってきたら」といつも言う。
どんなに新潟が好きでも、私は ”ずっとそこにいること”が苦手なのだとも思う。
東京の人の多さは苦手だが、好きな仕事がある。手に職をつけている最中。
東京の自分のすみかに戻ると、また視野がひらけたり、がんばって生きていこうと息巻いたりもする。
私は、まだまだ模索中だ。
なんなら今年は、上京してはじめて演劇を休んでいる種まきの年で、いろんな想定外も起こり続けている。
周りと比べると、仕事の進み方も遅く、パートナーも子供もない32歳。
おばあちゃんはよく
「上を見てもキリがない、下を見てもキリがない」と言っていた。
そのままに今を見て、できること、この私で生きること。
ひとつつひとつ ゆっくり経験を重ねることをゆるしながら、
幸せもゆるし、楽しさをみつめて生きていきたいと思っている。
( 写真撮影 📸 konica c35 fd 🗓️ 2021/3 )
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写真と言葉を綴ったひと
瀧澤綾音
演者・美術モデルとして活動。
6歳から演劇に演者として関わり、20歳でインスタレーション作品に感銘を受け「より体感・実感的な作品を演劇でつくりたい」と上京。
新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ APRICOT/文学座附属演劇研究所/美学校 演劇 似て非なるもの/無隣館/映画美学校 アクターズ・コース/未来の踊りのためのプログラムで表現や創作について 培う。
2022年 調布市せんがわ劇場演劇コンクール俳優賞 受賞。
演劇・パフォーマンス・映像・写真・旅・癒し・インスタレーションなど重なり合う、より体感的な、作品の創作や出演を続けている。
2011年から写真の撮影をはじめ、
2021年よりフィルムカメラでの撮影を開始しました。
フィルムカメラkonica c35 fdの写真を載せた Instagramもやっています。
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