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適温な夜の記憶

ある夜の記憶を綴ってみる。

夜、おでこに何度もそっと唇を押し当てるあなたが信じられなくて、愛しくて、眠ったふりを続ける。

けれどたまらなくなって、「眠れないの?」と聞いて、返事するよりも前に唇でふさいじゃう。「寝てるかと思った」の答えだけで十分だった。

ただ、手を繋いで眠るだけでこれだけの安心感が得られるなんて。もっとおしゃべりしてたくて、でもまどろんでくのも心地よくて、タオルケットは程よく身体を温めている。

いつも通りで、特別な夜にまた心がほぐれる。


いつも温かいご支援をありがとうございます💕サポートしたいと思われるような文章をこれからも綴っていきます✨