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【自分史vol.2】出会い系にはまっていた頃

今でこそ、クズでビッチと豪語してますが、わたくしとても優等生でした。
という、優等生編を前回は書きました。今回は、ダークサイド転落編です。

優等生という幼少期からの心の拠り所を失ったわたしは、新しいアイデンティティを見つけようとします。自分が存在していて良い理由探しに走るのでした。

ちょうどその頃、世はWindows 95ブームで家庭にパソコンが普及したタイミング。チャットルームという場所を知り、名前も知らない、会ったこともない人とひたすらに文字のみでコミュニケーションを取ることにハマった。ネカマという言葉ができるなど、性別・年齢などいくらでも偽れるネットの世界。タイピングが格段に早くなったのもこの頃。

余談だけど、ポストペットがめちゃくちゃ流行っていたので、高校の文化祭ではモモちゃんの大きなモニュメントを作ったことが懐かしい。

そんなチャットルームで、年の近い異性とも話すようになり、そこで人生で初めての彼氏ができた。同じ県内に住む一つ年上のK。高校に入ってコンタクトデビューを果たし、マスカラやグロスという単語を覚え始めていたわたし。ルックスコンプレックスはだいぶ治まっていたが、恋愛は未知の世界すぎて、Kを逃せば一生恋愛なんて出来ないと思っていた。(自己肯定感劇低い。)

恋愛の所作もわからなすぎて、Kの言いなりの日々。キスも初めてなら、セックスも初めて。一生懸命、地元の図書館でこっそり借りたananのセックスでキレイになる特集で勉強しながら合わせていった。不憫な子。

Kもわたしが初めての彼女だったし、男子高校生なんてやりたい盛りである。AVで繰り広げられることで、汚いことと痛いこと以外はだいたい経験した。デート帰りに下着を取られてノーパンで歩かされたことも。まぁ、要するに彼は変態であった。

大事にされたいけれど、セクシャルな要求に応えなければ愛されないという葛藤がどんどん大きくなってきて、彼以外の男性となら、どうなるのだろうと思った。それで、踏み入れたのが出会い系の世界だった。

女子高生というだけで、自分の価値が上がるような反応を何度もされた。制服着て来て!一応、体操服も!とかね。金銭を受け取ることは一度もなかったけれど、何人もの大人の男の人がわたしの上を通り過ぎていった。くっついている間は満たされているような気持ち、必要とされている気持ちになったけれど、帰り道は自己嫌悪と寂しさで爆発しそうだった。

こんなことしているわたしを、誰か早く見つけて正して。そんな気持ちだった。なのに、説教たれるのは、わたしを抱いた大人ばっかりで、どの口が言うか!とますます気持ちに暗雲垂れ込めた。

年齢も体型も様々なタイプと会い、男性というものがだんだんわかって来て、喜ばれる所作や言動が自然と出るようになった。そんなデータばかり蓄積していく女子高校生時代だった。

変態の彼とは、彼が浪人生になったのを機に別れた。後からわかったけれど、妹にこっそりメールをしていたらしく、わたし史上、本当に別れてよかった彼氏ナンバーワンとなった。

その後、わたし自身も行きたい大学に受からず浪人生になった。遊んでる場合じゃなくなって、勉強一筋の1年が始まる。津田沼にある巨大な校舎の予備校で一番最初に浴びせられた言葉が今も忘れられない。

「今、君たちが罪を犯して捕まれば無職として報道されます。」

そっか、わたし今、無職なんだな。全くもって何者でもないのだ。学生ですらない。家での居心地も悪かった。そもそもこの1年死ぬ気で勉強して大学に受かることだけが、生きる理由なのだ。

長くなって来たので、今日はここまで。かなりダークサイドに来たね笑。
次回は。大学1年生それは人生最上のモテ期、意識高いのに全く受からない就職活動、ハードな新社会人編は、また次回に♪


今回も週1note参加してます!担当は水曜日!!来週もまた読んでね♪


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