オーケストラ公演のお話
先日、お仕事でオーケストラの舞台にのりました。
状況的には感染症の心配がある中で、政府と自治体の定めるガイドラインに則って、お客様にもマスク着用等ご協力をいただきながら、、、という演奏会であり、ルールに沿った中での演奏会でした。
私自身、2020年以降はそもそも各地で演奏会がキャンセルになり、ポツリポツリと時々頂くお話についても、お話を下さった方の感染症への認識と自分自身の認識がかけ離れていることが多く、ご迷惑をおかけするかなと思いお断りするばかりでしたが、この機会を下さった方は基本的にルールは遂行する方であったからこそお受けしました。
この写真はリハーサル時の舞台からの景色ですが、この景色を見た時にやはり感慨深いものがありました。
演奏のネット配信を否定する訳ではありませんが、やはり生身の人間が直接同じ空間にいて、直接生音で音楽という音の渦の中に浸るって最高な体験です。
プロの演奏家って、音楽に対する愛が本当に物凄いんです。
音1粒に対する意識の払い方、集中力、歌心、、、全て執念深いくらいの音楽愛から生まれています。
そして気を遣いながら聴きにきてくださる方の、リアルタイムでの演奏会で音楽を聴く決意を持ってくださった方の愛。
特に演奏会の最中のこの会場での愛から生まれた熱量みたいなものは、本当に凄まじかったですし、このリアルタイムで会場で、そして生音での演奏会文化というのはオンラインが発展していっても、途切れさせてはいけないなと目が覚める想いでした。
もちろん、安全を著しく脅かす状況でやるものではないですが、一時的にお休みがあったとしても、復活してまだまだ続けていきたい文化だなと強い決意を持てる機会となりました。
さて、ここからは感染症対策のことも含めて当事者の小噺です。
客席の状況ですが、空席がある状況でしたし、皆さまマスクもしていて、クラシックの演奏会の場合拍手の時以外静かに座って飲食なしで聴くスタイルなので、かなり安心感はあるかなと思いました。
もちろん全員が安心安全!なんてことは何においてもありえないことですが、お客様の健康管理だけでなく、マスク着用のご協力をお願いしていたり、座席も満席にしないスタイルだったりと対策を取っている演奏会であれば、ホールそのものの空調管理システムで換気もされていて、おしゃべりをする人もいないので、公共交通機関を使用するよりもリスクは低いと思います。
次に、演奏者側の状況です。
ここから先は疑問を呈することも一部あり、全員が目にしなくても良い内容だと思うので、有料記事にいたします。
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