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自由人の自由詩✧♡2024.8.20

2024年7月20日 


御衣黄の薄紅の葉が落ちて秋への支度を始める盛夏

 緑の葉の中にいつの間にか赤や朱の葉がある。とても目立つから、なんだかハッとする。こんなに暑いのに、秋への準備を植物は始めている。


2024年7月23日

好きなものチョコやケーキと言いたいが運動の後の熱いおしっこ

( ´艸`)

 うんちやおしっこも歌に詠めるか?
 挑戦したくなるんだな、時々w

 

2024年7月24日


道塞ぐ草花漕いでゆく我は花粉を運ぶ仕事なのです

 夏の植物の勢いは凄い。ふと、私も花粉を運んでいるものの一つではないのかと思い当たる。



まほろばの大地踏みしめ行く朝は幾万葉の言葉降りくる

 朝の散歩の時しか言葉が降ってこない( ´艸`)。不思議だが、日本の自然の中にいると言葉が降ってくる。

真夜中に張られた糸を纏うとき君の仕事を少しリスペクト

 木と木の間を歩くとき、顔にふっと蜘蛛の巣がひっかかる。
 うププ…と苦々しく思い、そして、よくこんな広い空間に張ったなと感心もする。


うちの可愛い子達

くるくると真夜中に伸び絡みつくつる植物の夏が来ました

 つる植物、全盛!みたいな時がやって来る盛夏。
 あちらこちらでくるくるくるくる。巻いて、巻いてる。
 NHKの番組で、つる植物を早回しで観たら本当にすごい勢いだった。我が家では、毎朝の朝顔の成長でつる植物の勢いを感じている。



2024年8月2日

刈草の重なり合いて香ばしき生まれ死にゆく盆の始まり

 川べりの草刈、第2弾が始まった。すっきりと刈られた川べりは歩きやすく、草刈の後のいい匂いがする。それがちょっと線香の香りも思い出して、あ、少しずつ、お盆が近づいていると感じた。

 

手のひらで風を撫でれば空の中なにか満ちてる気配するなり

 目に見えない世界が、ひたひたとやってきているようなそんな気配がある。空気中には何もない気がしているけれど目をつぶって風を感じて見れば、その空の中に何かがあるような気がするのだ。

2024年8月4日 

花見客そぞろ歩きのけもの道みどりの芝生を左右に分けぬ

 桜木の下に道ができている。芝生を左右に分ける道だ。
 桜の咲くころ、うっとりして、みなここを歩くのだ。
 桜が終わっても私はずっと歩いている。人間の作ったけもの道だ。


2024年8月5日 


霧が立ち見えぬものが見えし日は目を皿にして馳走盛るなり

 

 目を皿にしたらご馳走が盛れそうと思った( ´艸`)


2024年8月7日 

春狂い夏大人しく秋目覚め冬籠りては何か創らん

 私の四季ってこうだ。
 生まれた春に一番元気な牡羊座。生き物の勢いに飽いて夏ぱっとしない。秋はもう一度、誕生日から遠くのどん底で目覚め、また冬に自分の部屋に行き、何か創り出してみよう。

本当はなんのはなしか知っている関わりたくてタグをつけてる

 言っちゃった( ´艸`)

いつきさん有難う💖


2024年8月8日 

どんなに暑い日も川のそばはいつも風が吹いている

住むならば涼し川床壁紅葉白きかまくら桜天井

 夏休みにトルコ旅行をした時に、川にあるレストランで川に足を浸しながら、冷たいビールを飲んだ。涼しげで良さそうだが、スコシ、やりすぎだ。寒すぎて震えたことを思い出す( ´艸`)。
 京都の川床ぐらいが品がいい。夏の家の床は川床。もみじは夏の青葉の木陰が涼しげでいいし、秋の壁は紅葉がいい。冬は寒そうだが暖かそうな雪のかまくらにすっぽり入り、春はただ桜を眺める天井が、良き。


指折りて信号送るカラダから脳に作りぬ短歌シナプス

 短歌製造機になっている時もあれば、一個も浮かばぬ日もある。
 まあ、しかし、指折り数えてれば何かカラダから脳に働きかけて、通り道ができると信じてる。

緑(りょく)から朱 死して不思議を見せてくる夏のイタドリ神のデザイン

 神の計画は半端ない。刈られたイタドリが、緑だったものがいつの間にか朱色に変わっている。神様、そこまで計算して、デザインしてるの?


神様は、流石ね💛


2024年8月19日

両翼を広げるだけで空に在る大鳥に載りこの地を去りぬ

 露天風呂の整い椅子に座っていた。
 頭の上の空をトンビが悠々と舞っている。ある意味、自分も整い椅子により、スコシ空に浮かんでいたので、トンビに載って一緒に浮かんで、心は飛び去った。


line名 やさぐれ尋ねダンナ問う なげやり宿無しさらし首まで

百済無観音

 amazarashiカラオケ仲間のやさぐれさんは、元はと言えば美術部員のママである。その縁も面白いが、line名が「やさぐれ」だったことに衝撃を受けた( ´艸`)ついつい、名字よりもハンドルネームが友達の呼称になっている。
 黒帯(旦那)の言い間違えが面白い。「お前のあの友達だれだっけ?なげやりだったっけ?」たしかに、やさぐれから連想する言葉は・・・。


蛍草花の小さき青色が天上の青連れて際立つ

 露草を別名「蛍草」と言うことを葉室麟の小説で知る。
 旺盛な草の中に、小さな青い花を咲かせている。その面積は本当に小さくて、ちょっとぼんやりしていると見落としそうなぐらいなのだが、なんだか青と言う色は目立つ。明らかに光合成する植物の緑と違って、ほんの少しでも現実感のない青は我々の脳にキャッチされる。してみれば頭の上には大きな水色が広がっていることにも思いが飛ぶ。


龍の腹空横たわるその朝は地球を珠と抱えてるかな

 朝の雲が龍に見えたり鳳凰に見えたり、っていう不思議な朝がある。
 ある時巨大な龍の腹がそのまま空に横たわっているような日があった。ずーっと宇宙から俯瞰してみると、龍が地球に巻き付いているのかしら?なんて想像してみたのが面白かった。

 龍はよく手に珠を持っているけど地球のように美しい宝石もそうそう無いだろう✧♡

 

ぼくは地球を愛している

マイケル・ジャクソン






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