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人は何故山に登るのか

 人は何故山を目指すのかⅡというタイトルにしようかと思っていたけど、目指すだけでなく、すでに登っているので、タイトルを変えてみた。

 ↑ このタイトルにしたのは、テレビで観ても、自分が登山に行っても、若い人たちもたまにいるけれど、圧倒的に、山に登っている中高年が多いなと思うからだ。前回、クラブ長のシュウにも聞いてみた。
「山を登るって、お金もかからないし、気持ちもいいからじゃない?」

 確かに、お金はかからない。(装備を揃えるのは別)
 そして、何度も感じているように、森林浴で温泉のように気持ちがいい。
 足腰を鍛える運動にもなる。(中高年にとってそれは重要)

 
 そして、私は最近、短歌の会で定期的に訪れる図書館から、スピリチュアルな本を借りて読んでいるのだが、桜井識子さんの本を数冊読んだ。
 私がスピリチュアルな目に見えない世界の本を読むのは、何冊かの本で出会った「目に見えている世界が5%で、目に見えない世界が95%」という言葉が気になったからである。
 この言葉がホントかどうかは知らないが、意識と無意識もそれぐらいの大きさの差があるだろうし、すうっと自分の腑に落ちたのである。
 それ以来、守護霊と出会う本とか、龍につかれた人の本とか、神社で神様に会う本とか読んできた。

 私はそういう能力が無いので、実際には守護霊も龍も神様も目には見えない。しかし、見える人たちの、実際にいるんですよという話を知っておくと、その存在を感じるのではないかと思っているのだ。

 事実を知っているのと知らないのとでは現実の把握が違う。

 そして、最近では桜井さん「ひっそりとスピリチュアルしています」から始まって、5冊ぐらいは読んだ。

 彼女は繰り返し神社を訪れて、そこにいる神様に挨拶し、話しかけるということを通して、前より能力がパワーアップしているらしい。
 その中で、色々な神社を回ってわかったことは、神様の中でも、山岳系の神様の力がとても強いと書かれてあった。

 山にも神様がいる山といない山とあるらしいが、神社でも、その社が本体ではなく、奥の山が本体だったり、岩がそうだったり、木がそうだということがある。

 人が、山に登るのはそのせいではないのかと、思っている。

 山には、神様がいるから、行きたくなるのでは?

 というのが今のところの私の考えなのだ。

 植物は純粋で人間より気が高いと言う。
 より多くの植物、大きな樹を沢山抱える山という空間が、家が密集している地域よりも空気が清浄で浄化される気がするのは、大きな、何年も生きている植物が沢山、いるからではないかと思う。

 そして、その大元に、その山全体とその麓の市町村を守っている神様がいる。

 その桜井さんも、ヒーハー言いながら頑張って山岳系の神様の神社には山を登っていく。山を登って神社を訪れることが修業になるのだそうだ。

 神社があっても無くても、山を登ることも、ある意味、修業になるのではないかしら。そう考えるとリュウ師匠は相当修業しているな( ´艸`)!

 前置きが長くなったが、リュウ師匠の下に、ミサミサ、シュウ、あやのんの4人で、11月の山に行ってきました!マッツは、今回仕事のため欠席。
 前回と同じ三合目の駐車場に10時に集合。

 3度目なので、もう、集まるとあいさつを交わし、歩き出す。
 天気が快晴ではないのと、地面が少し湿っている感じです。
 

私の家の近くの散歩コースの落ち葉。緑の芝生の上に色とりどりの葉が落ちてる。


今日歩いた山の地面。生憎のピンボケだが、足元に降り積もっている落ち葉の量が全く違う。
足元は、ふかふかである。きっと幾重にも落ち葉が降り積もっているのだろう。


階上岳には、意外と、巨石がある。イースター島のモアイみたいなはっきりした形ではないが、
この沢山の巨石も、なんだか不思議に思われる。巨石が沢山あるところが渓流になっていた。

 十和田湖の奥入瀬渓流まで行かなくても、三合目の歩き出しから、すでに渓流のせせらぎが聞こえて、石の連なるうつくしい渓流が見える。
 階上岳にそんなポイントがあるとは知らなかったことの一つだ。


巨石は、渓流以外にも、階上岳のあちこちに出現するようだ。
突然展望が開ける場所がある。生憎の曇天だが、快晴であれば海もはっきり青く見えるはず。

 車で通りすぎてきた階上町のいろいろな施設も見える。
「あそこは階上小学校かな?」

展望が開けた場所で、みなで、撮影タイム。


登ってきた後ろを振り返ってみると、葉は落ちてしまっている樹も多い。

 紅葉の季節になってみると、みな同じく緑だった木々が色々なスピードでオレンジや黄色、赤に変化し、全く違う種類の樹木だったことがはっきりわかる。緑色の時から形の違いはわかってはいたけど、色は本当に一瞬で、種類の違いがわかる。


初めて山登りで神社へ!大山津見神社。綺麗に手入れされている様子である。

 心の中で、自分の名前を名のり、神様に手を合わせ、階上岳のこと色々教えてくださいとお願いした。
 開けているので、ここでは、ゆっくり休憩ポイント。
 シュウ部長から飴をもらい、ミサミサからは、羊羹とみかんを頂く。
 またリュックが軽くなるわとミサミサは笑っていた。
 ミサミサの羊羹を食べて、エネルギーチャージ✧♡

神社の裏手には結構ドラマチックなカタチの松が生えていた。

 今、神社の名前を度忘れしていて、「階上岳 神社」で検索すると、思ったより、沢山の神社が出てきてびっくりした。
 山中にある神社も、階上町にある神社もある。
 やはり、山だから、神社がこんなにあるのか?

 嶽大明神
 大山津見神社
 潮山神社
 階上嶽大明神
 月山神社
 神社(田代蛇平)
 妻ノ神(晴山沢妻ノ神)
 神社(鳥屋長畑)
 宮内稲荷神社(田代蛇平)
 山王権現(田代下田代)
 館神社(道仏)
 蒼前神社
 日吉神社(晴山沢)
 金勢大神(赤保内)
 泊川神社(道仏)
 灯明堂鳥居(赤保内)
 大山祇神社(道仏)
 熊野堂(鳥谷部)

 しかし、そういえば、これは階上町に限ったことではない。うちの近所にも、鳥居をあちこちに見かけるし、コンビニより神社は多いと知って、びっくりしたことを思い出した。気付いていないだけで、神社はコンビニより多く、八戸にも沢山、存在しているのかも。

 今日、大山津見神社の神様にご挨拶したから、教えてくださったのかもしれないなあ。(´∀`*)ウフフ

落ち葉があって、よりいっそう道が分かりづらい。リュウ師匠についていく。


ところどころに美しい紅葉が!

 初めは病気や検査の話をしていたみんなも、次第に、干し柿や大根の漬物を作る話や、友達との旅行の話になってくる。これは不思議だけれど、山の中を歩かなければ出てこない話があるように思う。
 
 みんなでふかふかの落ち葉を踏んであるいていると、
「この音がいいわね」とリュウ師匠が言う。

 私は百人一首の句を思い出した。
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の、とか思い出すよね」
 とシュウ部長に話しかける。
「鹿はなんて鳴くのかしらね」



 山を下りてくるコースの杉林のところにさしかかった。
 シュウ部長はニセコの高木荘に泊まった話をしていた。
「ニシン漬けが食べ放題だったのよ、魚の生臭さを大根がさっぱりさせて。
 あれ、美味しかったなあ。」
 すれ違った男の人が、あいさつ代わりに
「ニシン漬け、食べ放題ですか?」と言ったので、みんなで笑った。

 ついにアスファルトの道に出たけれど、さっきまでのふかふかの道と違って、足に抵抗感がある。
 
 駐車場で、またしてもミサミサに春菊を一袋ずつ頂いた✧♡
(ミサミサにもらってばかりだ!有難う御座います(⋈◍>◡<◍)。✧♡)

 雪山の登山の話になり、もしかしたら、行くかもしれないので、長靴を買おうと思った。
 季節で違う階上岳を、見るのは楽しみだ。

 我々は3合目駐車場に集合して、そこで解散だったが、リュウ師匠は、下から歩いて登って来て、また、ここから歩いて下の駐車場に降りるのだと言う。すごいな、ちゃんと、自分を鍛えながらも、我々を案内してくれているのだった。一番、修業を積んでいる人です。

 人は何故山に登るのか、これからも、実際、登って体験して、
考えてみよう✧♡



 
 


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