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航海日記その20〜怒ってる?〜

イギリスに短期留学していた時のことを航海日記と称して記録に残しています。

前回はこちら。

今回は言語の違いに関する体験についてです。

日本語はあまり抑揚がなく大きな声を出さなくても発音できる言語です。

一方で英語は抑揚、つまりはイントネーションが大切なので日本語と比べるとお腹から声を出し大きめの声で発音しないと伝わりづらいことが改めて身に染みました。

というのも、語学学校に通い始めの頃は声が小さいと言われて悩んだり落ち込んだりもしました。


でも、だんだんと声を出すコツをつかんできたのか、自分の声については悩むことは少なくなりました。小さな成長ですね。


ただ、なかなか慣れなかったのが周りの人たちの声でした。

特に最初ビックリしたのがホストマザーの声。

明るい性格もあってか、大きいというかよく通る声だったんです。

私は家の3階部分にあたる屋根裏部屋を使わせてもらっていたのですが、時々1階にいてもホストマザーの声が聞こえるときがありました。

さすがに遠すぎて話の内容は分からないのですが、日本人であれば「え、怒ってる?」と思うような声のボリューム。

人の怒り声はあまり好きではないのでドキドキしていると、そのあと笑い声が聞こえてきて怒っているわけではないことに安心しました。


これもだんだん慣れてきて、ホストマザーが家のどこにいるかがすぐ分かるので便利だな〜と思うようになったのですが(笑)


さらに、イギリスではバスの中でまあまあな声量で一人で喋っている人をよく見かけます。
これは本当に一人で話しているのではなく、ワイヤレスイヤホンなどで電話をしているのだとしばらくしてから気づきました。

そう、イギリスでは日本のように「車内での通話はご遠慮ください」なんて言われません。(というかバスや電車で通話を禁止する国は日本だけ?)
だからバスに乗ると話している人や電話をしている人が必ずいます。

コソコソ声でもないので、何だか車内はいつも賑やか。

日本の静かなバスに慣れてはいましたが(コロナ禍になってからは特に)、賑やかなバスが日常であればそれも悪くありません。

しかも聞こえてくるのが英語だけでないのが、さすが多国籍の国だと思いました。


ちなみに、先ほどホストマザーの声が大きくて怒り声のように聞こえたと書きましたが、実際の怒り声のボリュームはそんなものではありませんでした。

ホストマザーではなく通りすがりの人だったのですが、道端で数回ブチ切れながら電話をしている人を見かけました。

基本、道の反対側にいるのに聞こえるほどの大音量でしたし、まるで爆音のスピーカーのよう。

電話ならまだ良いかもですが、面と向かってこれを浴びせられたら怖いだろうなぁと想像してました。
滞在中そんなことが起こらなくてよかった。


言語も違えば、文化も違う。

そんな異国の地で生活することは大変でもありましたが、たくさんの発見があったのでおもしろかったです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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