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航海日記その2〜アナザーワールド〜

前回はこちら。


イギリスに降り立った第一印象は、

暑い”。


涼しいと思ってきたけれど、日本とそんなに変わらないくらい蒸し暑かった。


久しぶりの入国審査にドキドキしながら一緒の飛行機に乗っていた人たちについていく。

ヒースロー空港のエスカレーターはとても音がうるさかった。キーキーいっている。古いのかなぁ?


パスポートにスタンプが欲しいなぁ、と少しばかり考えていると係員に「どこの国のパスポート?」と聞かれ「Japan」と答えたら自動化ゲートのほうに案内されてしまった。

ちょっと残念だったけれど、お互い楽なほうがいいよね。


並んでいる人も少なかったので、あっさりと入国手続きが終わり、荷物を取りに行く。

今回は直行便の上に日本からの出発だったので、ロストバゲージの心配がないのは安心だ。

けれど、荷物がなかなか出てこない。

周りに待っている人もいるからそれほど焦らなかったけれど、20分以上は待ったと思う。

これは空港が大きすぎるからか、日本が早すぎるのか。

「焦らずいこう」というこれから始まる旅の教訓だったのかもしれない。


無事に車輪の壊れたスーツケースを受け取り、事前に料金を払って語学学校に手配してもらった迎えの人のところへ行く。

迎えに来てくれた人は、イギリスに移住して10年以上経ったパキスタン人の男性だった。

とてもおしゃべりで、ホームステイ先までの約1時間ほとんど喋りっぱなし。まだ脳内の言語が英語に切り替えきれていないから上手く伝えられたかは分からないけれど、早速英語を話す良い練習にはなったと思う。「あなたが私のイギリスに来て初めての英語の先生だよ」と言っておいた。

明日の朝ごはんを買いたいと言ったら、スーパーに寄ってくれた。

ここでやってきたのが水(ミネラルウォーター)問題。事前に調べた情報によると、日本の水は軟水、イギリスは硬水。軟水に慣れた日本人からすると硬水は美味しくないそうだ。
もちろん探せば軟水も売られているので、いくつかの銘柄を事前にチェックしていた。
しかし、そこのスーパーに置いてあったミネラルウォーターは一種類。しかも1.5リットルのみ。他は見事にフレーバー付きと炭酸水だった。
確かに日本のスーパーもそんなに水の銘柄は豊富に置いてないよね。

水は買いたい。でも、そのミネラルウォーターは事前にチェックしていたものでは無かったので、その時点では軟水かどうか分からない。

迎えに来てくれた人も自分の水を買うために一緒に来てくれていて「なんで迷ってるの?」と聞かれたので「日本と水が違う」と説明をしたのだけれど、「これしかないからこれを買うしかないよね?」というかんじで私の分もレジに持っていってしまった。

ものすごい潔さ。
その上、朝ごはんのサンドイッチとミネラルウォーターを「このくらい良いよ」とおごってくれ、イギリスに来て初めて優しさに触れてちょっと感動。

正直、運転は荒かった。
けれど、窓から見える異国の風景はまさにアナザーワールド。
まだイギリスに来た実感が湧かない私は、まるでアトラクションに乗っている気分だった。


そして、無事ホストファミリーの家に到着。

予算の関係で、学校から離れた場所を選んだのだけどまさに郊外にある住宅地だった。夜は静かで良さそう。


航海日記は今日はここまで。

ホストファミリーのことはこれから少しずつ書いていこう。


読んでいただき、ありがとうございました。


つづく・・・
To be continued…

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