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『百人一首を自分なりにアレンジしてみた。』No.14 河原左大臣

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに

河原左大臣(第十四番)


(現代語訳)

 陸奥で織られる「しのぶもじずり」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)。 


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勉強でも良い成績をとって。
できるだけ我慢して迷惑かけないようにして。
絶対服従で。
良い子でいて。
それは誰にも気づかれてはいけないくて。
でもこんなにがんばってるんだって気づいて欲しがっている自分がいて。
そんな自分を浅ましいと思い。
泣いて。
泣いて。
泣いて。

大人になって、気がついたら誰よりもダメな人間になっていました。
しかし、あなたはわたしを見つけてくれた。
いままでがんばってきたんだねって、わかってくれた。
こんな自分を肯定してくれる。
こんなわたしでも、それでもいいと思わせてくれる。
それが嬉しくて、また泣いた。

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