ていねいに、ゆっくり動く....その先に見えるもの (前編)
先週土曜日のオンラインレッスンのまとめが遅くなった。ごめんなさい。なんだかんだいって連休。楽しいことがちょいちょいあって....(汗)。みなさまも楽しい四連休を過ごしてたら嬉しい。でも、運動したいけどかったるいなーーと、ゴロゴロしている方がいらしたら(悪くないよね。私も毎朝そうだ) お!....今からちょっとゆっくりストレッチでもしちゃおうかなー...という気持ちになってくれたら、これはさらなる幸いだ。読んでみてほしい。
はい。今日はゴール提示から。いつも冒頭が長すぎるんだよ...と、座学をやっていても自分でも猛省しまくりなのでさっさといく。今日のクラスではこの3つを感じてもらえたら、それでPerfect! まずは、3の説明からいこう。っていうか、なぜ3から。
「SHIT!」と言った瞬間に、自律神経が狂う。
下の動画を見ていただくとばれてしまうが、私は2度ほど、SHIT!と心で叫んでいる。いや、口に出ているかも。動きの一発目でGENTLEに動ける日はまだまだ遠いのだ。ブルーのワイルドな手書き箇条書き項目はは、私たちが交感神経が優位になったととき、緊張状態になった時、いわゆる「SHIT!」って心の中で叫んだ時に起こる生理学的な反応だ。これは人間も動物も共通。想像しただけで、筋肉がキュッと収縮するのはわかるだろうか? 筋肉が収縮したら骨を引っ張るわけで、派手にバランスを崩す。ということは.....失敗した時もさりげなく冷静にできるだけいるべき。ブルーの文字で書かれた交感神経優位の生理現象が起きれば起きるほど、建て直しが難しくなるわけだから、Stay Coolでいることが瞬時に復活できるコツ。あれ.....そう考えると私は結構、間違えることも(ごまかし)上手なのかもしれない。
そして、今日のテーマに沿って言うと....ゆっくり丁寧に動いた方が、ブルーの文字の反応や筋肉の無駄な収縮が起こる可能性が低いのはお分かりだろう。体に優しく、そして長い時間動いて痛いなら確実にStay Coolが大切だ。
Movers move without thinking
いちばんはじめのメモに、「中心視野」という言葉が出てきた。少し説明したい。私たちには、ざっくりというと2つの目の使い方がある。一つはこの中心視野で、もう一つは周辺視野だ。ものすごく簡単に言ってしまうと、中心視野は勉強や仕事をするときの視野の捉え方で、周辺視野は運動をする時の視野の捉え方だ。また、恐怖や不安、緊張状態を感じた時も視野は狭くなって中心視野になる。サバンナで暮らす草食動物が、他の動物に出会った時、まずはその相手が敵なのか自分より弱い動物なのか、吟味する。それにはしっかりと周辺視野で、ディテールを捉えなくてはならない。そして相手が敵に当たるライオンやチーターだと判断できた時は、逃げなくてはならないので、空間全体を捉えられるような周辺視野にシフトする。そして全身全霊の運動能力を使って、Fight or Flight(闘争 or 逃走)する。
もっと簡単な例で言うと.....小学校の時、ドッジボールが下手な子がいなかっただろうか? ボールを目で追ってしまう、右に左に視線が振られて、最後にはぼボールを体に当てられてしまう、ちょっと鈍臭かったあの子だ。これは周辺視野の使い方をしている。上手な子は、常にコート全体を、空間までも見ている。ボールだけ動きにとらわれて視線も頭も振られるようなことはない。
話を戻すと....目の使い方は脳の使い方に直結する。周辺視野は主に人間脳=大脳新皮質を使う。思考や認知、計算、未来の予測、過去との比較など、人間らしい、いわゆる高度な脳だ。そして周辺視野は、より動物的な脳、哺乳類脳や爬虫類脳の部分を使う。カラダの感覚を研ぎ澄ませていくと言うことは、まさに、後者を養っていくことだ。..........しかしながら、ゆっくり動いて、シンプルに本能的な動きのことだけに集中するのは難しい。人は次から次へと思考や感情が頭の中に出てきしまう生き物だから。だから、それを止める、一つのことだけに集中する one thing at a timeの訓練になる。ゆっくり動くことが苦手な人は、結構な確率でこれができないような気がしている。
人間脳で予想できないことは、本能で対応する
「火事場のバカ力」という言葉がある。とあるおばあさんが、「火事だ!」という声を聞いて、自分の体重の2倍以上ありそうなタンスを持ち上げて、一目散に家から飛び出て行ったとかそんな話だ。そうそう、ここまでは大袈裟ではなくとも、長く生きているとどの人にもそんなストーリーはあるのではないか? その時「このタンスは何キロあるんだっけ?」などど考えたら絶対にできない。理性を働かしたら、人間脳が作動する。ということは......動物&爬虫類脳が動かないので、運動能力も下がるし、奇跡も起きない。もう、それは本能以上のスーパーパワーで。人間脳で予測できないことに、本能で対応する! これからの時代、そんな力が心の底から欲しいと思う。それを養うには、ゆっくりジェントルに動く without thinkingがおすすめだ。
Stay Coolと言ったり、本能を叩き起こせ!火事場の馬鹿力を出せ!と言ったり....矛盾しているようなことを言っていて申し訳ない。でもすべてはバランス。時と場合によって使い分けるのが、That's a life......
ううう...しかし、長い。あまりにも長いので、二回に分けます。Stay Tuned!
本日の実技メニュー・動画のみ解説
★本日のイメージビデオを見てイメトレ(on youtube)
★床にIラインに寝て、体側ストレッチ
★持てれば足を持ってハムストリングストレッチ
★今日の主役のSide Reclining Leg Liftを3段階で。柔軟性にかまげず、しっかりと中臀筋を使おう
★サイドにネタまま片足Heropore&大胸筋オープン
(勝手に追加)そのまま仰向けに寝て両足Heropore
(勝手に追加)Fishpose
(勝手に追加)Chest Opneしながら起き上がってHeropose
★Downward Facing Dog
★Child Pose
こちらはオンラインクラスの解説になります。詳しく、リアルに体験したい方はぜひ、オンラインクラスにお越しください。情報はこちらで。
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