見出し画像

「白って200色あんねん」から考える色鉛筆と語彙力

白って200色あんねん

アンミカ

最近、新サービスのHPやロゴを会社メンバーで考えていたとき、色見本を見て思い出したのが冒頭のアンミカさんの名言だ。

面白い言葉として取り上げられることが多いけど、実は気づかされる事の多い言葉だとも思う。

確かに、例えば緑という色ひとつとっても、ざっと調べただけでたくさんの緑があることがわかる。
中緑、翠色、青柳、柳色、山葵色、花萌葱、深碧、若葉色、、
色の名前もそれぞれ素敵。私が調べたサイトでは「緑って83色あんねん」ということだった。

私たちも、「こっちの緑よりこっちの色合いの方がnameらしいよね」という話をしながら色を決めていった。

たまに本屋さんなどで100色以上の色鉛筆を見かけることがある。私は買ったことがないけど、きれいな色のグラデーションにうっとりとする。
当然、16色の色鉛筆で描くより、100色の色鉛筆で描く方が、繊細な色の表現が可能になる。色の種類が多いということは、それだけ表現の幅も種類も多いということだから。

このことを語彙力に置き換えてみる。やはり、16色の語彙力よりも、100色の語彙力を持っている方が、正確というよりも豊かで繊細な表現ができるだろう。
そして、16色を含む100色を持っているからこそ、16色の表現について想像力を働かせることもできる。
子供のまだつたない言葉を汲み取って「こういうこと?」と大人が言い換えてあげるように。

私はもっと語彙力を増やしたい。そして言葉にするのが難しいことをもっと表現できるようになりたい。誰かのもどかしい思いを「私もこう思ってたよ」って伝えられる優しさを持ちたいから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?