忙しい人が自己否定せずに満たされる「タスクシュート」という時間術
「タスクシュート」という時間術をご存じでしょうか?
『先送り0』という本の中で、そのやり方について以下のように書かれています。
え、それだけ?
私も最初そう思いましたが、まずは手帳に3つ書き出してやってみました。
例えば、昨日はプラン(やること)の3つの中に「noteを書く」を入れていましたが、やろうと思っていた朝の時間は結局、他の事に充ててしまったのでできませんでした。
でも、夕方になってあと数分でPCを閉じて子供のお迎えに行かないと!という時間になって、1分だけ着手することができました。
noteのタイトルを考えて、下書き保存しただけですけど。
「1分でも手を付ければ先送りにならない!」と思うと、やっとこう!と思えるのです。
『先送り0』の中でも、
と触れられていて、本当にその通りだと思いました。
そして手帳に「先送り0」と書ける!嬉しい!
達成感と共に1日を終えられるだけでなく、せっかくタイトルや構成も少し考えたnoteを明日の朝は絶対に書くぞ!と続きをやりたい気持ちも湧いてきます。
この1分着手ルールについて本の中では、「終わらせる」より「始める」に集中する発想であり、その結果、「なるべく早く手をつけて、少しずつ進める」ことが可能になると説明されています。
私もまさにその効果をこの数日で実感しているところです。
そしてもう一つ、この本を読んでとても共感したのが、著者のjMatsuzakiさんの過去の挫折経験と、そこからタスクシュートを「現在」にフォーカスした時間術として活用している点です。
中長期的な目標を持ち、そのために日々努力すること自体は悪いこととは思いません。
問題なのはそのやり方なのです。
本の中では、先送り0は「逆算」ではなく「順算」アプローチであると書かれています。
逆算的なアプローチは「正解」が自明で確実にわかっているときにだけ有効です。正解のないプロジェクトや仕事、よもや人生などといったものに対してはとてもあてはめることができません。
変化のスピードが速く、状況がどんどん変わっていってしまうからです。
一方、目の前にある「今できること」に全集中し、様子を見ながら少しずつ形を作り上げていく「順算」的アプローチであれば、計画修正に時間を取られることもなく、柔軟に目の前のことに対応しながら物事を進めていくことができます。
タスクシュートでは、プランとして決めた今日やりたいことを、実際にどのくらいの時間をかけて実行したのかログを取ります。
このログ取りが、自分の見通しの甘さや過信に気づかせてくれます。そして現実的な見積もり時間がだんだんとわかってくるのです。
そうすることで、無茶な計画を立て「今日も終わらなかった…」と落ち込んで一日を終えることが無くなっていきます。
『先送り0』の中には、「タスクシュートで人生が変わった人たち」というコラムがいくつかあり、そこで語られる言葉からもその充実感を感じます。
やることがあふれて、いつも時間に追われ、気持ちばかりが焦り、消化不良感、未達成感で一日を終わる・・・
そんな方にはぜひ、『先送り0』を読んでみてほしいです。
私は今、手帳に書いて試していますが、慣れてきたらこちらのタスクシュートクラウドも使ってみようかと思っています。
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