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【囲碁のルール】対戦に必要な4つのルールのまとめ

これまで以下の対戦に必要な4つの基本ルールを4回に分けて解説してきました。

① 石は黒、白、交互に交点に置く
② 陣地の多いほうが勝ち
③ 石は囲めば取れる
④ 置いた瞬間に取られる場所には置けない

今回はこれらを一つにまとめています。
「一つひとつをゆっくり覚えたい」という方、「このルールがイマイチわからない」という方は個別記事をご覧ください。(上のそれぞれのルールをクリックすると、該当の記事にジャンプします)


【ルール①】石は黒、白、交互に交点に置く

石の置き方(改善)

囲碁は黒石を持つ人、白石を持つ人の二手に分かれて戦うゲームです。

石は黒から先に黒、白、黒、白……と交互に置いていきます。

石を置く場所は線と線がぶつかった交点です。オセロや将棋のようにマス目に置いたり、タテ線やヨコ線だけのところには置けないので注意してください。
ちなみに線と線がぶつかっているので、△のようなハジや□のようなカドにも置くことができます。

なお、一度置いた石は置き直しができないので、よく考えて置きましょう!

【ルール②】陣地の多いほうが勝ち

勝敗の決め方

囲碁は自分の石で囲った交点(=陣地)の数を競うゲームです。

上の図は右側が黒の陣地、左側が白の陣地で、それぞれマークのついたところを数えていきます。
陣地は「もく」という単位で数えるので、この場合は黒が17目、白が16目になります。
黒17目-白16目=1目と黒のほうが多いので、この勝負は黒の1目勝ちです。

【ルール③】石は囲めば取れる

囲めば取れる(逃げ道)

石からはタテ・ヨコに線が延びています。
これは石にとっての逃げ道です。

囲めば取れる

石はこのすべての逃げ道をふさぐと、相手を取ることができます。
ナナメは線が延びていないので、置く必要はありません。

逃げ道を全部ふさいでさえしまえば、同時に何個でも取ることができます。

【ルール④】置いた瞬間に取られる場所には置けない

着手禁止点

Aのところに黒が置いても逃げ道がありません。つまり置いた瞬間に③のルールで取られてしまいます。

このように置いた瞬間に取られてしまう場所は、最初から置くことはできません。

着手禁止点の例外

ただし、そこに置くことで相手の逃げ道がすべてふさげる場合は別です。

例えば○は、置いても自分の逃げ道がありませんが、相手の△の逃げ道もゼロにしています。
この場合は「△の逃げ道をゼロにして取る」ほうが優先されるので、特別に置くことができます。
相手の石を取れば逃げ道が復活するので、大丈夫ということですね!

基本ルールのまとめ

① 石は黒、白、交互に交点に置く
② 陣地の多いほうが勝ち
③ 石は囲めば取れる
④ 置いた瞬間に取られる場所には置けない

改めて上の4つが対戦に必要な基本ルールでした!
囲碁は実戦をしながらのほうがルールを会得しやすいので、どんどん対戦してみましょう!

今どきはアプリやインターネットで手軽に対戦ができます。
特にアプリやインターネット対戦は、③の囲んだ石の取り忘れがないですし、④のところに置こうとするとエラーが出るので、対面だと慣れるまで時間がかかるルールを覚えやすいです!

<オススメのアプリ・サイト>

囲碁であそぼ(アプリ)
日本全国をかわいいキャラと巡りながら囲碁のルールを学べる完全無料のアプリです。(広告もありません)
対戦モードもあり、すべてをクリアする頃には囲碁のルールをマスターできます。
フリガナつきなのでお子様も安心です。

Androidの方
iOSの方

みんなの囲碁(アプリ)
囲碁を始めたばかりだとコンピュータが強そうなので、ハンデキャップをつけて楽しむとよさそうです。

Androidの方
iOSの方

OGS(インターネット対戦)
ブラウザでできるサイトです。
こちらもコンピュータは一番下のレベルでも最初はハンデキャップをつけたほうがよさそうですが、「みんなの囲碁」よりも早く互角に戦えるようになると思います。

OGSのサイト

また実戦を重ねているうちに「あれ?おかしいぞ」という場面に遭遇するかもしれません。
そのときは下のルール⑤の記事を参考にしてください!

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囲碁体験動画

私が講師を担当させていただいたイベント動画です。
囲碁のルールも出ているのでよろしければどうぞ!

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