【囲碁のルール④】置いた瞬間に取られる場所には置けない
前回は「石は囲めば取れる」というルールを解説しました。
今回はそれを応用したルールです。
ここまでマスターすると、対戦も十分楽しめるようになります!
早速、みていきましょう!
1.置いた瞬間に取られる場所とは
例えば、上の図のAのところに黒が置いたとしましょう。
すると、どこかで見たような状態に……。そう、前回やったルール③の相手に囲まれた形ですよね。
つまり黒×は、置いた瞬間に相手に取り上げられてしまいます。
このように置いても逃げ道がない=置いた瞬間に取られてしまう場所には、最初から置けないルールになっています。
このような場所のことを囲碁の言葉では「着手禁止点」といいます。
2.置いてはいけないところの例外
それではここで問題です。
Aのところに黒石は置けるでしょうか?
正解は「置ける」です!
○のように黒を置くと、黒には逃げ道がありません。
しかし、同時に△の白の逃げ道をゼロにしています。
この場合は「囲めば相手を取れる」というルール③のほうが優先され、相手を取って逃げ道を復活させられるので、置くことができるのです。
このようにそこに置くことで相手の石を取れる場合は、置くと逃げ道のない場所でも置くことができます。
3.今回のルールのまとめ
4つ目のルール、いかがだったでしょうか?
理論上はわかりやすいのですが、実戦だとなかなか気づきにくいのがこのルールです。
少しずつ目を慣らしていきましょう!
ここまでのルールで囲碁の対戦は楽しむことができます!
次回はこれまでのルールをまとめた記事を更新予定です。
また囲碁のルールにはもう一つ、応用ルールがあります。
本当は4つのルールに慣れてから学んだほうがいいのですが、気になる方はこちらもご覧ください!
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