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ひとつひとつは小さいけれど大切なことがたくさん詰まった本に出会った

久しぶりに泣ける本を読んだ。

それがこの本。

過去に読んだ本の履歴からレコメンドでオススメ表示されていたのがこのコミック本で、kindle unlimitedの対象の本になっていたので軽い気持ちで読み始めた。

15分もあれば読み終わるくらいの本なのだけれど、わたしはこれを電車の中で読み始めたことを、心底後悔した。

とにかく、泣けるのだ。目にいっぱい涙を溜めながら、泣いているのを悟られないようにするのに精いっぱいだった。

この話の中に登場する人たちは、誰も特別なんかじゃない。どこにでもいそうな人たちばかりで、そしてみんなそれぞれ、悩みを抱えている。「わたしもそんなこと悩んでいたな」ってこともあったり、「きっとこういう人はここでつまづくんだろうな」ってものもあったり。
どのエピソードにもものすごく感情移入出来てしまって、あらゆる場面でグッと来た。

この本は、辛い時にそっと寄り添ってくれるような本で。でも、寄り添うだけじゃなくて、そっと背中を押してくれるような本でもあって。

ほんのちょっとの勇気を出すだけで見える景色は変わること、当たり前の日常が実はとんでもなく尊いということ、大切な人を大切にするために自分に出来ることは案外たくさんあるんだということ。
そんな、小さいけれど大切なことがこの本にはたくさんたくさん詰め込まれていた。

レコメンド機能で不意討ちにこんな本に巡り合えてしまうなんて、AIもなめたもんじゃない。この本に出会えて良かったな。

心が疲れてしまった時とか、どうしようもない気持ちになった時なんかに、また読み返してみたいなって思った。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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