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自己ベストをスタンダードにしてはいけない

計画を立てる時、なぜかいつも「自分が出来る最短の時間」で見積もってしまう。余裕をもって計画を立てることが大切だってことくらい分かっているのに。バッファを持ってスケジュールを立てることが大事だって分かっているはずなのに。今まで何度も最短で見積もって焦り散らす経験をしてきたっていうのに。

平日の朝はいつも6時半に起きる。一緒に眠っている旦那も同じ時間に起きてくれる(わたしよりお家を出発する時間が遅いからそんなに早く起きなくて良いのに)から、わたしも旦那も同じ時間にアラームを鳴らしている。同じ布団で眠っていて、同じ時間にそれぞれアラームが結構な音量で鳴るものだから、否が応でも目が覚める。別に同じ時間なら目覚ましはひとつで良いなと、今これを書いていて思った。
12月にもなると、寒くて朝お布団から出たくない気持ちにはなるのだけど、どちらかが必ずちゃんと起きるから、寝坊せずに済んでいる。

ところが今日は、旦那がお休みの日だった。いつもなら日付が変わる前にお布団に入って眠りについているのに、休みの前日だからという理由で昨晩はそこそこ起きていた旦那。そして今朝はアラームをかけずすやすやと眠っていた旦那。
これで何が起きたのかというと、そう、お察しの通り、わたしが寝坊した。
いつも通り6時半に鳴るアラームを、全日本アラーム早消し選手権があれば入賞できるレベルなのではと思うくらいのスピードで消した。アラームのおかげで若干起きてしまった旦那はむにゃむにゃしながらわたしに抱き着いてきた。暖かな旦那の腕にくるまれて、わたしがそのまま二度寝に突入しないわけがなかった。

そんなわけで、ハッと目が覚めた時、時計は7時7分を指していた。

「やばっ」

の一言だけ発してお布団から飛び上がり、急いで身支度をした。顔を洗って化粧をして髪の毛を巻いて、体重を測って着替えて水筒に水を入れて。準備が出来たのが7時27分。おぉ、いつもお家を出る時間にちゃんと間に合った。

駅まで走ることもなく、いつもの電車に乗り、いつものように出社した。会社の最寄り駅から会社に向かうまでの道を歩きながら「朝ご飯食べへんかったら、身支度って20分もあれば出来るんやなぁ」なんてことを考えていた。

でも、同時に思う。「おっと、危ない」と。
今日20分で身支度できたのは、あくまでも超急いだわたしの最短の時間である。なんならそれなりにちゃんと身支度する日の自己ベストと言ってもいい。それなのに、その自己ベストを基準で物事を考えてしまうのは絶対にまずい。「朝の身支度は20分」なんて思って予定を組んでしまうと大変なことになるのだ。「わたしの朝には1時間必要」くらいの余裕をもってスケジュールを立てないと、デフォルトがギリギリになってしまう。そういうのは出来る限り避けて生きていきたい。

自己ベストをすぐに自分のスタンダードにしたくなってしまうのだけど、それは一度思いなおそう。自分の能力をあまり過信してはいけない。


余裕をもって生きるために、早く寝て、早く起きるところから始めよう。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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