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まとめ買いって全然シックじゃないから

1年に1度は必ず読み返している本がある。

それはわたしのバイブル的なもので、読み返す度に「あぁ、そうだった」と気づかされることがたくさんある。

それが、この本。

ジェニファー・L・スコット著『フランス人は10着しか服を持たない』。

別にわたしは服の量を減らしたいわけでも、ミニマリストに強烈な憧れを抱いているわけではない。

でも、この本が好きなのは"日々の暮らしを大切にする方法"がたくさん書かれているから。しかも、到底無理だというような方法や理想論じゃなくって、とってもヘルシーで楽しんで出来る、わくわくするような暮らし方。

この本を定期的に読み返しながら「今のわたしの生活ってどう?」と、都度都度自問自答する。わたしの今の暮らしって、求めていたもの?今のこの行動って(この本で言うところの)シックだと言える?この本に出てくるマダムシックだったらこの選択をする?

そんなあれこれを、自分の日々の暮らしの中で問う。それくらい、わたしの生活のベースにしたいなと思う基準になるようなあれこれが書かれている本だと思っている。
だから、この本はとてもお気に入りだし、繰り返し繰り返し読んでいる。

最近、毎日スーパーに買い物に出かけるようになった。

以前までは、日常の食材の買い出しなんて、そんなにこまめにスーパーに行って買うんじゃなくて、1週間分一気にまとめ買いすればいいじゃない、なんて思っていた。

でも、今月に入って、旦那さんが育休から復帰し、我が家の主婦担当になって気が付いた。

毎日買い物に行くことって、めちゃくちゃ合理的だった。

スーパーの特売品って、日によって全然ちがう。土日にまとめ買いするよりも、こまめに食材を買う方が、結局のところ安い。

それになによりも、これが一番大きいと思うのが、毎日ちゃんと外に出る、ということ。

室内に引きこもっていても何ら不便を感じないタイプの人間なので、何の用事もなければいつまでもお家の中にいてしまう。特に冬なんて寒いから外には出たくない。でも、お家に引きこもってばかりだと、1歳児の娘ちゃんにもなんだかよくない気がするし、わたしもどんどんと身体がなまってくる。

そこで、毎日ちょっと遠くのスーパーまで娘ちゃんを抱っこして歩いて行って帰って来るという、1時間弱程のお出かけがお散歩にちょうど良い。

我が家の冷蔵庫は小さいので、買いだめすることが出来ない。必然的に、毎日スーパーに行き、必要なものを必要なだけ買ってくることになる。1日スーパーに行くことをサボれば、どんどん食べる物が無くなっていく。だから、外出せざるを得ない。

日々消費する食材の調達と、娘ちゃんのお散歩と、わたしのちょっとしたエクササイズを兼ねることが出来る、毎日のスーパーへの買い出しって、めちゃくちゃ合理的だった。

まとめ買いをして出来るだけ外出を減らそう、なんて考え、きっとマダムシックだったら考えない。だって全然ヘルシーでもシックでもないから。

この本を読みながら、自分の生活と照らし合わせて、そんな色んなことを考えている。

いつになっても、この本はわたしのバイブル的存在だなって思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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