カウントダウンが始まった。

始まりがあれば、終わりがある。

そんなことは分かっているはずなのに。
いつか終わりが来ることなんて、わかりきっていたはずなのに。
でも、いずれやってくはその"いつか"は、きっともっとずっと先なんだろうってなんだか勝手に思い込んでしまっていて。"いつか"だと思っていたものがついに目の前に現れて初めて焦り始めたりする。どうしようって、慌ててしまう。

なんの話かといいますと。

大好きなショーが、終わることになりました。

わたしは、自他共に認めるディズニー好き、いわゆるDヲタ。ランドとシーの共通の年間パスポートを持ち、仕事帰りにふらっとパークに立ち寄るレベルでディズニーが好きなのです。

その中でも、小さい頃からずっとずっと大好きだった、一番お気に入りのショーが、「ワンマンズドリームⅡ」というもの。

ショーやパレードの良さがまだイマイチよくわかっていなくて、インパすればアトラクションにしか乗っていなかった幼い頃から、このショーだけは本当に特別だった。

大好きすぎて、30分のこのショーの幕が開くところから閉じる最後の最後まで、効果音から歌、セリフまでフルで完コピできるほど。

そのキラキラな世界を見てわくわくして、ドキドキして。ショーを見て嗚咽をもらすぐらい感動して泣いたのは、これが初めてだった。

あまりにも大号泣しすぎて、周りから白い目で見られていたのだけど、ふと隣に目をやると、わたしのお母さんもわたしと全く同じように大号泣していて。「感動したねえ」って涙を拭いながら想いを共有し合ったあの時から、一体もう何年経ったんだろう。

後にも先にも、こんなに素敵なショーは無いと思った。

だからきっと、アトラクションもショーもパレードも移り変わっていく中で、15年も続くロングランだったんだね。

そんなショーの、終了日が決まった。

最後の日は、2019年12月13日。

まだあと1年以上あるのだけど、終わりが見えてしまった以上、これから見る1回1回は、本当に特別なものになるだろう。

カウントダウンが始まった。

終わらないでほしい。ずっとずっと続いてほしい。あまりにものショックでそう思うのだけど、受け入れるしか無い。

ちゃんと、目に焼き付けよう。

あーーーーーー、悲しいなあ。寂しいなあ。

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