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大事なものを大切にするために自分が把握できる範囲を

何年も前に知り合って、その時はそれなりに言葉を交わしただけの人って、果たして友達と言えるのだろうか。

連絡先も知っているし、SNSではつながっているけれど、それ以降特に連絡を取り合ったことも、会ったことも、話したこともない。

そんな人が、もう何人もいるなぁということを、なんだかぼやっと考えていた。

Facebookは何かしらのつながりのある人とか、実際に会ったことのある人とかじゃないと友達になっていないはずなのに、「あれ、この人誰だっけな~」みたいな人が多くて。おかしいなぁ。「多分どこかで出会ったはずなんだけど、どこだっけな~。名前は見たことある気がするんだよな~」みたいな。もうそういうのって多分、友達って言わないんだよね。だから、気が付けばFacebookからはどんどん遠ざかってしまって、つい最近スマホからアプリを削除した。見ないものは入れていても仕方ないし、使わないもののために容量を割くのももったいない気がして。

そしてはたと気が付いた。あれ、LINEにもそういう人ばっかりじゃなかろうかということに。

入っているグループの整理とかは以前に行ったので、もうそんなにすぐにLINEの通知が溜まったり、頻繁に連絡が来るような感じではなくなった。コロナになってから飲み会とか遊びに行くとかのお誘いも減ったし、居住地も東京から大阪に移したことで、人と会う機会もタイミングも何もかもが減った。今は本当に連絡を取りたいと思う人としか連絡は取っていないし、これくらいが消耗しなくてちょうど良いなぁと思っている。

だけど、よく考えれば、わたしのLINEのお友だちの数はなぜか4桁。え?わたしこんなにも人とやりとりすることないのに?もはや誰?誰がいるの?と、その数字を見てびっくりしてしまった。そして、LINEのお友だちもちゃんと整理することにした。

よくよく見てみると、全然見ない公式アカウントとか、なんかよくわかんないグループLINEで一緒だった人とか、もはや誰か分からない人とか、たくさんたくさんいた。なんで友だちなんだろう?と何度も首を傾げたくなった。スマホにして、LINEを使うようになってもう何年も経つけれど、多分一度も連絡取り合ったことないなって人、結構いっぱいいた。そういう人は、多分今後も連絡を取らないし、むしろ今まで全く関わりが無かった人から突然連絡がきたりなんかしたら「なんか変なものに勧誘されるのではないだろうか」と疑ってかかってしまう。しかもそういう人に限って「元気ー?」「最近どうー?」みたいな無難で曖昧で大したことのない内容の連絡がくる。単刀直入に本題から入ってほしいと思ってしまうわたしはちょっと心に余裕がないのかもしれない。

とにかく、そんなよく分からない人たちをさくさくと削除して、もう一度入っているグループも見直した。4桁だった友だちの数は3桁になった。まだ多いなって思っているし、こんなにも多分連絡取らないだろうなとは思っているのだけれど、まぁこれだけ減らせたのだから良かったのかな、なんて思ったりしている。

プチ人間関係の断捨離みたいな感じ。連絡先を消しても多分何も不自由しない。どうしても連絡を取りたいけど手段がない!でも絶対連絡を取りたい!みたいな人は、きっとこの便利な世の中なんだから何かしら手段はあるだろうと思っている。LINEをひとつ消したくらいで世界が終わるわけでもなんでもないし。


自分が心地よく生きていけるように、キャパオーバーにならないように自分の手に収まる範囲ものを見極めて、暮らしていきたいなって思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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