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お出かけ出来ない日々、初めての西松屋【妊娠14週】

妊娠14週になった。そろそろお腹が膨らみ始める頃らしいのだけれど、今のところ自分のお腹の大きさのことはよくわからない。もともとそんなにスリムな体形ではなかったから、これがもとからの脂肪なのか、それとも赤ちゃんがいることによるお腹の膨らみなのかの判断が付きかねる感じ。ま、そのうち分かるようになってくるんだろうな。

妊娠6週目頃から始まったつわりは、相変わらずしんどいまま。でも、わたしの場合はおそらく8~10週目くらいが一番辛かったような気がしている。あの頃は、本当に立つことすらできなかったし、とにかくひたすら横になって涙を流しながら耐えるしかなかった。それに比べたらずいぶんとマシになった気がする。

仕事をお休みする頻度も減ったし、在宅だけれど問題なく業務をすることもできる。ひとりでご飯も作れるし、なんとなく生活も出来るようになった。

ずっと食べられなかったご飯とパンも食べられるようになったけれど、代わりに今度はパスタが食べられなくなった。

ちょっとずつちょっとずつ、自分の身体が変わっていくのが分かる。本当にわたしは半年後には赤ちゃんを産んでいるのか、まだ信じがたいところは正直あるのだけれど、それでもお腹の子は順調に成長しているらしい。これからどんどんお腹が大きくなっていって、着る服に困ったり、足の爪が自分で切れない、みたいなことになるんだろうか。想像も出来ない。

もう1ヶ月以上お家で過ごしているから、電車に乗ってどこかに行くということもなくなった。数週間に一度、隣駅にある病院に妊婦検診のために移動するくらいしか電車は利用しない。たった5分の距離なのに、久しぶりの電車ではすぐに酔ってしまうようにもなった。もう1ヶ月以上、住んでいる市から外には出ていない。というか、最寄駅付近以外の場所にすら行っていない。いつ気持ち悪くなるか分からないし、いつしんどくなるか分からないので、あまり遠くまでお出かけするのはどうしても避けたいって思うから。

先日、初めて西松屋に行ってきた。今までそういうお店には無縁の生活を送っていたから、自宅から割と行きやすい距離に西松屋があったことすら、妊娠してから初めて知った。旦那と父と母と4人で行ってきたのだけれど、赤ちゃん用のお洋服の安さにびっくりしてしまった。きっとこれからすごくお金がかかるんだろうなって思っていたのだけれど、想像よりもお安めの金額で安心。

これからきっと色んなものが必要になって来るんだろうな、なんて思いながら、今回はマタニティショーツと腹帯だけ購入した。

わたしの両親は、なんだかとても嬉しそうだった。小さなお洋服を見ては「かわいいね~」という母。「今、こんなん売ってんのか!」とびっくりしつつ楽しそうに商品を手に取る父。半年後にはおじいちゃんとおばあちゃんになる2人。みんなみんな、お腹の子が無事に生まれてきてくれることを、すごく楽しみにしている。

正直、母になる実感はまだ湧いていない。だけど、お腹の子は、もうすでにたくさんの人に愛されている。誕生を心待ちにされている。

旦那に関しては、わたしのお腹をなでながら「元気に育つんやで~」「早く出てくるんやで~」って声をかけている。まだ出てこられたら困るから、しばらくはわたしのお腹の中にいて欲しいのだけれど、こうして少しずつ少しずつ、みんなの楽しみな気持ちが募っていくのが分かる。

わたしは一体どんな母親になるのだろう。分からない。想像もつかない。

だけど、お腹の子はきっとみんなに誕生を祝福されて、みんなに愛される子になるよ。わたしが約束する。だから、元気に成長して、元気に生まれてきてね。


とにかく、辛いつわりが早く収まりますように。


その時感じていた気持ちをきちんと記録しておきたいと思って過去に書いていた文章を公開しています。

現在は妊娠7ヶ月。この文章を書いた時に比べると随分お腹も大きくなったし、色んな動作に制限が出てきた。でも、相変わらずまだあと数カ月後に自分が母親になるという実感はそこまで芽生えていない。

今の自分がたった数ヶ月前の自分の文章を改めて読んでみて、やっぱりちゃんと気持ちを残しておいて良かったなと思っている。その時何を感じていたのか、どんな気持ちだったのか、過ぎてしまったらなかなか思い出せないから。

妊娠という初めての経験。28年生きてきて、まだまだ初めての経験がこれからたくさんあるんだと思うと、人生って面白いなぁと思う。

これからも、日々感じたことや思ったことを、面倒くさがらずにしっかり残していきたい。

そんなわけで、今日もおつかれさまでした。

 


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