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錠剤って舌の上で鎮座するよね

錠剤が飲めない。

小さい頃からずっと、お薬が飲めない。
あの、固形物をごっくんとする感じがとても苦手で。何度頑張っても水しか飲んでいなくて、錠剤は変わらず舌の上に鎮座する。意地でも喉の奥には入ってくれないくらい、わたしがどれだけ飲み込もうとしても、それはそれは見事なほどに舌の上に鎮座する。どうしてみんなはこれをあんなにも軽やかに飲み込めてしまえるんだろう。不思議で不思議で仕方なかった。

おばあちゃんが、いつも食後に飲むお薬を、5〜6個手のひらに出して、いっぺんに口に入れて飲み込む様子を見て、「大人になればこれができるようになるんだ」って勝手に思い込んでいた。

25歳の今、わたしはまだ大きな錠剤を飲み込むことができない。

どうやらわたしはまだ大人になれていないらしい。



***



37.8度。

朝起きてなんだか身体が重いなあと思ったから、何気なく測った体温計にはこの数字が表示されていた。

土日、家族で目一杯ディズニーで遊んだ次の日の朝。休み明けで会社休むなんて、そんなことはできないと思って、会社に向かった。

熱を出したわたしが頼りにしたのは、半分が優しさで出来ているらしいバファリン。
でも、わたしにとってはあの大きさは優しくもなんともない。なんで市販で帰るお薬ってみんな錠剤なの?飲めないんだけど。
何度も何度も口に水を含んでようやく飲み込んだ1錠。でも、成人は1回につき2錠飲まないといけないらしい。絶望……。

まぁ、そんなわけでなんとかバファリンを飲んだわたしはみるみる熱も下がったわけなんですけど。すごいね、効果抜群。


念のため早めに仕事を上がらせてもらって、病院で診察してもらって、きちんとしたお薬を出してもらった。

いつもの薬局は、わたしが大きな錠剤を飲めないことをよく理解してくださっているので、わざわざ小さいサイズのに変更していただいた。ありがとうございます。


ほんと、お薬ってもうちょっと飲みやすくなったりしないのかな。
日本お薬協会(←そんなものはあるのか)の皆様にぜひ意見を申し入れたい気分。



ま、お薬飲まなくても良いような、丈夫で健康な身体が一番良いんだけどね。


今日もお疲れ様でした。




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