「楽しいからやってる」ただそれだけ
何者かになりたいと思っていた。いや、ならないといけないと思っていた。
noteで毎日更新をして、TwitterでもInstagramでも発信しているわたし。周りには所謂インフルエンサーと呼ばれるような友人がたくさんいて、どうせ発信するなら、わたしもあんな風になりたい、ならなきゃ、って思っていた。
だけど、毎日更新連続1000日を達成した辺りから、自分でも拍子抜けするくらいにどうでもよくなった。
毎日更新を始めた時は「1000日を達成したら、何かが変わるかもしれない!」と、まだ見ぬ未来にたくさんの希望を抱いていた。そして、いざ1000日を達成してみると、びっくりするくらい何も変わっていない自分がそこにいた。もちろん、時間の使い方が変わったとか、文章を書くお仕事をもらえるようになったとか、そういう小さいカテゴリの中だと変化はたくさんある。だけど、きっとわたしは、なんかもっと劇的な変化を求めていたんだろうなって思う。人生が変わるような、劇的な変化を。そしてわたしは気づいてしまった。たった1000日やったところで、劇的な変化なんてないということを。
でもその代わりに、毎日ルーティーンで同じことをすることで自分の心が保ちやすくなるという術を知った。文章を書くことに対して抱いていた苦手意識が払拭された。自分は3日坊主なんじゃなくて、ちゃんと継続できる人なんだということに気づいて、ちょっとだけ自分に自信を持てた。読んでくれる人がどんどん増えて、わたしはひとりじゃないんだって嬉しかった。
そこで気づいた。
あ、わたし、別にこのままでいいじゃん。
無理に何者かになる必要なんて、全然ないじゃん。
わたしはわたしのままで、毎日書きたいように書き続ける。やりたいように発信し続ける。それでいい。だって、それが楽しいから。
気づけば、「何かのために志を持って続ける」とか「大きな目的を達成するために続ける」とか、そういうのじゃなくって、「楽しいから続ける」がメインスタンスになっていた。
結局「楽しい」が一番なんだと思う。楽しくないと何も続かない。苦しいことを続けるのってしんどいもん。楽しいから、やりたいから、能動的になる。人生って、楽しいって思う瞬間が多い方が、なんか良くない?
わたしが大好きなアーティスト、ゆずの、ファンクラブの会報誌(ゆず誌)に、こんなことが書いてあった。
25年も音楽を続けて、オリンピックのテーマソングを作ったり、紅白歌合戦のトリを飾ったり、そんな華々しい国民的アーティストのゆずの2人。
この人たちも根本にあるのは「楽しいからやってる」の一言に尽きるんだなぁ。
「楽しいからやってたら気づいたら25年も続いてて、知らない間にこんなことになってた」的なことも書かれてて、それって最高の形だよなぁって思った。
別に大きなことを掲げなくたって、何者かにならなくたって、楽しければ続けていいんだし、それが結果的に何かに繋がればラッキー。最近そんなことを考えていたから、この2人のインタビュー記事を会報誌で見て、なんかとてもグッと来た。
このままでいいんだよな。このままで。何かを無理に変えようとしなくたって、わたしはわたしのままで楽しくやってればそれでいい。
なんて、最近はそんな心持ちで、毎日楽しく書いてます。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。