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わたしにとっての最高の1日を考えてみた【2019年6月ver】

薄いカーテンから差し込むお日様の光で目が覚める。時刻は6:30。
隣で寝ている彼を起こさないように、そっとお布団から起き上がる。

縁側に座って向こうに見える海を眺めながらぼーっと歯磨きをする。ふと視線を近くに戻すと。野良猫が迷い込んでいた。にゃあと、全く愛想のない声で鳴きながら、すたすたと目の前を横切っていく。あぁ、今日も平和な1日だなあと思いながら、縁側を後にする。
朝の縁側はなんだか心を清らかにさせてくれるような気がしてとても好き。寝起きでぼーとしてたわたしの頭をだんだん通常モードにしてくれるのは、この大切な場所、縁側。

歯磨きを終えて、顔を洗って、髪を1つに縛って、テーブルに座る。お気に入りのノートを開いて、手書きで今の気持ちを綴る。モーニングページをすると、なんだか心がデトックスされるから、すごく気分が良い。わたしの毎朝の日課。
30分かけて書き上がる頃、彼が起きて部屋から出てきた。時刻は7:15。彼はいつも寝起きが良い。どうしたらそんなに爽やかに朝起きられるんだろうって不思議に思う。「おはよー」ってお互いに挨拶を交わしながら、彼はキッチンに立つ。
朝ごはんはいつも彼がおいしいトーストを作ってくれる。手際よく作られていく朝食を眺めながら、わたしはコーヒーの準備をする。「おいしいコーヒーを淹れられるようになってほしいな」と何気なく言われたことをすごく覚えていて、毎日淹れているうちにすごく上達した。コーヒーの良い匂いをかぎながら、今日もうまくいれられたなあなんて考えていると、「出来たでー」と彼の声。今日はピザトーストにヨーグルト。

一人暮らしをしていたときは朝ごはんなんて食べていなかったんだけど、彼と一緒に暮らすようになってから、朝ごはんの時間を大切にするようになった。2人そろって手を合わせて「いただきます」。朝からこうして一緒にごはんを食べられるなんて、なんて幸せなんだろうと思ってみたり。ぺろりと平らげた朝食の器の後片付けはわたしの役目。料理の得意な彼は作る係で、片付けが好きなわたしは食器洗いの係。良い感じに役割分担できている気がする。キュッキュッとお皿を洗って、ついでにシンクも磨いて。キレイになったキッチンを見て満足。

さて、部屋の掃除に取りかかろうとすると、彼がそろそろ仕事に行く時間に。
「行ってきまーす」といつものように言う彼を、玄関先までお見送りする。「いってらっしゃい。今日もがんばってね!」時刻は8:00過ぎ。

1人になった部屋を見て、よしっ!とちょっと自分に気合いを入れて、お掃除開始。カゴに入れておいた洗濯物を洗濯機に放り込んで、スイッチをオン。部屋の棚をタオルでキレイに乾拭きして、掃除機をかける。絨毯は念入りにコロコロして、お掃除終了。毎日やってるからか、我が家はそんなに汚れることなくて掃除が楽ちん。きっと彼もわたしもミニマリストだから、そんなに物を持っていないことも関係しているんだろうな。

身支度をととのえ終わった頃、ピーという音が聞こえてきた。洗濯ができあがったらしい。2人分の洗濯物をカゴに入れて、ベランダに出る。良いお天気だから、今日はよく乾きそうだな、なんて思いながらパンパンと手際よく干していく。

やるべきことも一通り終え、時計に目をやると、時刻は9:30の少し前。
仕事用のデスクに座り、ぱかっとPCを開く。"おはようございます。今日もよろしくお願い致します"とささっと打ち込んで業務開始。会社員だけど、以前のように出社義務がなくなったのはすごく嬉しい。必要なときは会社に出社したり、お客様のところに伺うこともあるけれど、基本フルリモートで作業ができる。なんと働きやすい世の中になったんだろう。

気付けば時刻は12:00。お昼ご飯の時間。
昨晩の夕食の野頃を電子レンジでチンして、大好きなあおさのお味噌汁を作る。手を合わせていただきますをして、お気に入りの音楽を流しながらランチタイム。しっかり食べて、片付けまで終えて、12:45。まだ後15分くらい余裕があるから、そんな時は読書にしよう。

13時からお仕事再開して、あっという間に終了の15時。"お疲れ様でした"と打ち込んで、今日の業務は終了。4.5hくらいの稼働で仕事がしたいとずっと思っていたんだけど、それがリモートワークですべて叶ってしまって、本当に理想の働き方ができているなあって思ってる。

今日もがんばったー!とPCをパタンと閉じてうんとのびをする。そのままソファに座って何をするでもなくぼーっとしてみる。休憩時間という名の自由時間。1時間くらい休憩してから、今度は自分の個人の仕事の時間。
ありがたいことに最近はわたし個人の名前でお仕事をいただくことが増えた。今は今度出版することになっているエッセイ本の編集をしているところ。2018年の夏から毎日投稿を始めたnoteが出版社さんの目に留まり、あれよあれよという間に書籍化が決まった。わたしの夢のひとつだったから本当に嬉しい。そんなnoteも気がつけばフォロワーさんが1万人を超えていて、コツコツ積み重ねた先にはこんな結果が待っているんだなあって、とっても感慨深い気持ち。作業を進め、気がつけば18:30。

ベランダに干していた洗濯物を取り込んで、キレイに畳む。ほどなくして彼が仕事から帰ってきた。帰ってきて早々、冷蔵庫のもので夕食を作ってくれる彼。ありがたいなあ。外食するよりも彼の手料理の方がおいしいと感じるわたしにとって、今の生活は本当に幸せだと思っている。
ちなみに彼の帰りが遅くなるときは、もちろんわたしが料理を作る。彼ほど上手ではないものの、教えてもらううちにそれなりには作れるようになった。料理が苦手だった昔のわたしが知ったら、きっとびっくりするんだろうな。まだまだ彼には敵わないけれど。

今日の夕食はふわふわのオムライス。彼の手料理の中でもわたしが1番好きな献立。「おいしいなあ」って思わず笑みがこぼれてしまうほどの料理を、好きな人と一緒に食べられるわたしは、きっと世界で一番幸せ者な自信がある。

いつものごとく食器を洗う係のわたしが片付けをしていると、さっきまでテーブルに座っていた彼が急にのぞきこんでくる。「はよ洗いもん終わらして!出かけるから!」あ、そうだ。今日は2人で星を見に行こうって約束してたんだった。

遠距離恋愛だったわたしたちが一緒になることを決め、住むお家を決めるためにこだわった条件は3つ。「海が近くにあること」「利便性は良いけど、ほどよい田舎であること」そして、「星がキレイに見えるところ」。

お家を出てちょっと暗めの道を、2人で散歩する。空一面に広がる星に、「あぁ、この場所に引っ越してきて本当に正解だったなあ」なんて思ったりする。そんなことを考えていたら、隣にいた彼が「ここに引っ越してきてよかったなあ」って独り言のようにつぶやいていて、"同じこと考えてる"って思わず笑ってしまった。夜道なんていつもは怖くてひとりじゃ歩けないけれど、彼と一緒なら楽しい。「そろそろ戻ろうか」どちらともなくそう言って、お家に帰る。こんな暮らしが現実になっているなんて、本当に嬉しいなあ。

帰宅後はお風呂に入って、スキンケアをして、ボディマッサージをして、ゆっくり本を読む。彼とは同じ空間にいるけれど、お互いあまり干渉しない。それぞれ好きに個人の時間を確保している。
時計が23:00を過ぎた頃、「そろそろ寝よっか」と声をかける。
ちょっと広めのダブルサイズのベッドに彼と2人で横になって、天井を見ながら「今日もおつかれさま」「明日もがんばろうね」なんて言い合う。

今日も、良い1日だった。明日も良い日になればいいな。

おやすみなさい。



***


これは、以前のちさんからワークショップで教えて頂いた「最高の1日を考える」というもの。


今のわたしにとっての理想のライフスタイルを思い描いて、わくわくしながら書いてみた。
これが全て叶うなんて思ってはないけれど、限りなく自分の理想に近づくために、できることからひとつずつやっていきたい。それから、理想に対して今の自分の行動が違うと思うことがあれば、思い切ってやめていくということもしたい。


これからもわたしらしく、楽しく生きていけるように、がんばっていきたいな。



今日もおつかれさまでした。




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