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髪の毛を30㎝切りました

大事に伸ばしていた髪をばっさり切った。

ここ3年くらい、2ヶ月に1回はヘアサロンに通って、毛先を整えてトリートメントをして、今までにないくらい手をかけて伸ばしてきたわたしの髪。

それを、今回思い切って30㎝以上も切った。こんな長さを断髪したのは人生で初めてのこと。切ることにためらいが無かったかと聞かれると、全然そうじゃなかった。

そもそも、わたしがこんなにも髪の毛を伸ばしていたのには、ふたつの理由がある。


ひとつは、自分の結婚式のため。
一生に一度の晴れ舞台。憧れだった白無垢を着た時のヘアセットは、自分の髪でちゃんと結いたかったから、そのためにずっと髪の毛を伸ばしていた。


もうひとつは、ヘアドネーションをするため。

ヘアドネーション(英: Hair Donation)とは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。
(Wikipediaより)

ヘアドネーションについてはもう随分と前から知っていて、参加したいなと思っていた。切ったらゴミになる髪の毛が誰かの役に立つのなら、やらない手はないのでは、というのがわたしの考え。

だから、周りにも「ヘアドネーションのために伸ばしている」って公言して、通っているヘアサロンにも、もう随分前から「結婚式を終えたらヘアドネーションしたいと思ってます」ってお伝えして準備を進めてきた。

ただ、この話をしたらよく聞かれるこの質問に、いつもわたしはどんな回答をすべきなのか困ってしまう。

『どうしてヘアドネーションしようと思ったんですか?どんなきっかけがあったんですか?』

どうしてヘアドネーションをしようと思ったのか。
別にわたしにはそこに何か崇高な理由があるわけではない。
ただ、ゴミになるものが誰かの役に立つのなら、髪の毛をゴミとして捨てるのはもったいないなぁと思っただけ。自分も髪の毛をきって心機一転すっきりできるし、誰かの役にも立てるし、一石二鳥じゃん!って思っただけ。
近くに人毛のウィッグが必要な人がいるわけでもないし、何かそういう事例を目にしたわけでもない。ただ本当に「役に立つものを捨てるのがもったいない」って思っただけ。
きっかけは、お義母さんが過去にやっていたから、ぐらいだろうか。

まぁ、きっかけとか動機とかってなんだっていいよね。
全ての行動ひとつひとつに何か深い理由をつけないといけないなんてことないんだし。それくらいの軽い気持ちで何かやったって、別に悪いことじゃないんだし。


とはいえ、人生の大半をロングヘアで過ごしてきたわたしにとって、30㎝も髪の毛を切るのって、本当に勇気のいることで。

昨年末に親族のみ結婚式をしたのだけど、昨今のコロナの影響で、友人を呼んでの二次会までは出来なかった。「まぁ、二次会はまた時期を見て別日程で行えばいいよね」と旦那さんと話していたこともあって、それまでは髪の毛も切らずに伸ばし続けようと思っていた。
だけど、やっぱり今の世の中的に、従来通りの二次会はまだまだ出来なさそうで。じゃあわたしは一体いつまでこの髪の毛を伸ばし続ければいいんだろう?あと何か月?あと何年?どれくらい時間がかかるのだろう。
それならいっそこの時点でもうばっさり切ってしまえば、ショートになった髪が伸びた頃にはきっと世間も落ち着いているのではないか、そう思った。
ヘアドネーションのチャンスは、今なのでは。そう思った。


というわけで、いつも通っているヘアサロンへ行ってきた。

ヘアドネーションは、引っ張ったら千切れるほどの傷んだ髪でなければ、カラーしていてもパーマしていても問題ないそう。ただ、切った髪を保存するときに、少しでも濡れているとカビが生えてしまったりするので、当日はしっかりと乾かした状態で切ってもらう方が良いらしい。
わたしも前日の夜にしっかりと乾かして、当日の朝は、長さが測りやすいようにヘアアイロンでさっとストレートにして、スタイリング剤等は何もつけずにヘアサロンに向かった。

こちらが、わたしの髪。こう見るとめっちゃ長い。

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これを30㎝を目安に小分けにして結ぶ。

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そして切ってパーマ当ててカラーしてはい完成。じゃーん。

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伸ばすのにかなりの時間を要したけれど、切るのは本当に一瞬。ザクザク切ってもらいつつ、わたしもせっかくだからと1束自分で切らせてもらった。自分で自分の髪の毛にハサミを入れるって、初めての経験だったな。


before afterの写真を別の写真でもう一度。

こちらがbefore。巻いていることが多かったから普段のわたしがこんな感じだった。

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そしてこちらがafter。

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後ろ姿が全然自分じゃなくて本当にびっくり。すっごい頭が軽くなって不思議な感じ。いつも髪の毛があった場所にないもんだから、慣れるまで時間がかかりそう。
今回パーマを当てたから、きっとこのまま伸びたら、いつもアレンジする前にざっくり巻いていた工程を省くことが出来るのが良いなと思っているポイント。

当分の間はこの長さじゃないと出来ないアレンジしたりして、ショートを楽しもうと思う。

また数年後、腰まで伸びたらもう一度ヘアドネーションしようかな。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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