見出し画像

私が共働き共家事婚活に目覚めた理由

前回は、私の婚活遍歴をお送りしましたが、
私が7年半にわたる婚活の間、ずっと「共働き共家事できる人」を探していたかというと、そうではないです。
むしろそう思ったのは最後の1年くらい。
今回は、なぜ、私がそんなに共働き共家事にこだわるのかを書いてみます。

早く具体的な婚活ノウハウを知りたい!という方にはすみません。
そもそもどうして共働き共家事婚活なのか?は大事なところだと思うので、あえて書きます。長文注意!

1.共働き共家事育ちです

私の両親はフルタイム共働きで、父と母は家事育児を分担していました。(母の方が通勤時間が短かったこともあって分担自体は母の方が多めだったけど)。
「よく出来た素敵なお父さん!」って思います? 残念!

私の父はすぐ拗ねすぐ怒る子供っぽい性格で、「女は運転が下手」とか何の根拠もなく決めつけるし、「女性専用車両なんて男への差別だろ」って言っちゃうくらい女性の生きづらさには理解がないし、ともかく全くもって素敵で立派で優しい紳士とかではないです(ごめん父、でも事実なの)。

でも、私はそんな父から「家事や育児を手伝っている」という発言は一度たりとも聞いたことがありません。

正面切って聞いたことはないけど、父は、共働きで同じくらいの額を家計に入れている以上、家事や育児の半分程度は自分がすべき仕事である、と認識しているのだと思います。

ちなみに、小学校入学後は、私と妹にも家事が割り当てられて、
「人間が生活するにはやらなければいけないことがいろいろある。この家には4人の人が住んでいるから、それぞれが生活を回すための『仕事』をする必要がある。それは誰かの『お手伝い』ではない。」
と言われていました。

「家事を手伝うよ」と言う夫に共働き妻が「手伝うってなんだよ」とブチ切れるのはあるあるですが、それが子どもにも適用されてたワケです(いやブチ切れられてはないけど)。

というわけで私は、共働きなら男女関係なく公平に家事を分担するのが当たり前だと思って生きてきました

2.女性差別、されなかった

そんな私は、男女共学の公立中学・高校で生徒会長を務めていました。「女子なのに会長なんて」と言われたことは一度もありません。先輩や後輩にも女子の生徒会長はいたし、誰も違和感は持ってなかったと思います。

そして東大に進学。親や高校の先生から「女の子なのに東大なんて目指さなくても」と言われたことは一度もありません。そこそこ進学校だったので同級生の女子にも東大を目指す子はいたし、誰も違和感はry

そして就職。わりと歴史のある伝統的な日本の大企業だったけど、「女には大きな仕事は無理」と言われたことは一度もありません。仕事は順調で、同期で一番早いタイミングで上司の推薦をもらい、昇進試験を受けさせてももらいました(いろいろあって受かる前に転職しちゃったけど)。

そんなこんなで私は、いまどき女性差別なんてそうそうあるものじゃないと思っていたし、いや、すみません、これはウソで、
「一般的にはまだまだ女性は不利だけど、東大卒で仕事のできる私には女性差別は関係ない」と思ってました。
はっきりそう自覚してたわけではないけど、当時の私の認識を今よくよく振り返って言語化するとそうなります。
これについては、今思い返すとゾッとするし、反省しています。

3.婚活、始めました。

共働き共家事家庭育ちの上、(東大卒で仕事のできる)自分に女性差別なんて関係ないと思っていた私は、学生時代からの彼氏と別れたのをきっかけに23歳で婚活を開始(前回の記事にも書きましたが)。

ここまで書いてきたような経緯から、私にとって「共働き共家事できる人」というのは結婚相手に求める条件としては特別なものではなく、むしろ「地球人」くらいの条件だと思っていたので、最初はとりたてて条件に入れてはなかったです。

が、会う人会う人どこか違和感がある…
なんか、合わない…
最初はなにが違うのかわからなかったけど、徐々に気づいてきました。

私は、一生フルタイム正社員の仕事を続けるつもりだったので当然家事は公平に分担するつもりだったけど、
「共働きでも家事や育児は基本奥さんの仕事」と思っている男性が多かったんですね。これとか↓

ヤバい、共働きでも、家事や育児は女の仕事と思ってる奴、多いぞ…
これに気づいた時はすごく残念でした。

だって、すぐ拗ねすぐ怒る子供っぽい性格で、「女は運転が下手」とか何の根拠もなく決めつけるし、「女性専用車両なんて男への差別だろ」って言っちゃうくらい女性の生きづらさには理解がないし、ともかく全くもって素敵で立派で優しい紳士とかではない(何度も繰り返してすみませんね、父。でも事実なの)うちの父が家事分担してるのに、

父より30歳は若く、父よりずっと優しそうで紳士な雰囲気の婚活男性が家事分担なんて考えてないわけだから。
しかも私の実家は地方で、ここは大都会東京だぞ?

こんな経緯で、ジェンダーギャップ指数121位の日本においてもあまり深刻に「女性であることの不自由さ」を感じてこなかった私は、婚活の段に来て初めて、男女の非対称性を身をもって実感し、
これからは共働き共家事できる人を意識的に探さないと見つからないぞ!と共働き共家事婚活に目覚めました。
婚活を始めて6年後、29歳のとき。

6年はかかりすぎ!かかりすぎなんだけど、やっぱり人って、自分があまりにも当たり前だと思っている前提には気づけないんですね。
婚活してて、「この人、地球人かな?」って確認しないでしょ?
それから、24、25くらいの頃は婚活といっても「まずはお付き合い」のイメージだったので、家事とか育児についてリアルに考えていなかったのもあります。

そんなこんなで、29歳から私の共働き共家事婚活がスタートしました。

お読みいただきありがとうございました。

質問・相談はayame0715☆hotmail.com(☆を@に変えてください)もしくはマシュマロへどうぞ。

7/23 9:30一部追記しました。

この記事が参加している募集

自己紹介

スキ、コメント、サポート大歓迎です。 いただいたサポートは、よりよい記事を書くための文章修行やリサーチのために使用いたします。