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家事分担意識を探れ! 婚活アポで聞くべき質問②

このnoteでは、婚活で「共働きでも家事育児は女の仕事」とか言わずに公平に家事分担できる男性=共働き共家事夫 を見つける方法を書いています。

前回は、男女平等意識があるかどうかいろいろな質問を通して確認しましょう!という話をしました。
これから何回かは、具体的にはどんな質問がいいの?を紹介していきます。

どっちの名字にする?

質問としてお勧めしたい話題その1が、姓の話。

アポの最中、仲のいい友達の話をしましょう。
その上で、
「そういえばその友達、最近婚約したんですけど、どっちの名字にするかでもめてるんですって。友達が話し合おうとしても、彼の方が逃げるらしくて」
と言ってみましょう。

現在、日本では結婚時に96%のカップルが夫の姓を選んでいます。
でも、法律的には男女どちらの姓を選んでもいいですよね。
なのに、
「結婚したら女が男の名字に合わせるもの」
と思っている男性には要注意。


私の実体験では、この話題に

「えっ? それは女性のワガママでは?」
という人や、

「うーん、そういうのは個人同士の問題では済まないから、親の意見も聞かないと...」
という人がいました。

女性のワガママさんとは結局話が噛み合わず、お互いに「ないな」という感じで解散、

個人同士の問題では済まないさんには
私の親は、子どもが決めたことなら、違法行為でなければ応援してくれますよ、○○さんの親御さんはどうですか?
と聞いたら、「うちの親ももちろんそうですがモゴモゴ」
と言ってて、その日中にお断り連絡をされました。

さっきも言ったように、今現在、結婚時に96%のカップルが男性の姓を選んでいる現状を考えると、未婚男性がなんとなく「結婚するときは女性が自分の姓に変えてくれるもの」という意識を持っているのはある程度仕方ないことだとは思います。だから、このエピソードを聞いてびっくりするのは問題ないです。
それに「僕は名字を変えたくない」と思うことも問題ないです。私も変えたくないし。

が、「男女双方とも姓を変えたくないためもめている」という話を聞いたときに、変えたくないという女性を批判する人はかなり危ないです。
女性に自分と同様に意志があると思っていないし、自分が嫌なこと(=姓を変えること)を相手に押し付ける気まんまんだからです。

長男だからとか親の意向がとかいう人はそれ自体が保守的な価値観の表れなので、深掘り質問して、他の面でも価値観が保守的なのかとか親の言いなりなのかとか探った方がいいです。

ちなみに夫にこの話をしたときは、
「男性の中には、結婚しても名字を変えないことを既得権益だと思ってて、
でも法的にはそうではないから、それを指摘されると不機嫌になる人もいますよね。ちゃんと話し合わないの、問題ですね」
と答えて、その日、私に、付き合ってほしいと言ってきました。
3回目のアポでした。

この質問は別に、あなた自身が結婚で姓を変えたいか変えなくないか変えてもいいかは関係ないです。あくまで相手の価値観をさぐるためのもの。
なので、もし相手に「〇〇さんは結婚しても名字は変えたくない派ですか?」と聞かれたら、変えたいとか変えたくないとか正直に答えればいいです。
私は、変えたくはないけどどちらかが変えないと結婚できない制度なので、結果的に自分が変えることになる場合はあると思う。ただ、女性だから当然変える、ではなく話し合いたい。と答えてました。

切り出すときのポイント

この質問のとき、あえて「あなたは結婚したら名字を変えたいですか?変えたくないですか?」と正面から聞かずに「友達の話」とするのは、
その方が本音が聞き出しやすいから。

正面から聞いてしまうと、「その質問をするってことはこの人は変えたくないんだろうし男の名字に合わせるのが普通、とか言ったら気まずくなるだろうな」と思われて、本音ではなく建て前で話されてしまうかもしれません。
「私の友達の話」を世間話っぽく話した方が、本音が聞けます。

それに、正面から聞くと、いかにも「あなたの価値観を見極めたいです」という意図が見えてしまい、テストされてるみたいで嫌だ、と相手に悪印象です。

だから、唐突に結婚と姓の話をするんじゃなくて、まず日常会話っぽい「友達の話」をして、「そういえばその友達が~」と本題につなげます。
いかにも世間話みたいに聞いてくださいね。

ちなみにこの話、もともとはほんとに私の友達が彼氏とこの件でもめてたので話に出してみただけなんですが、思いのほか相手の反応が分かれていい指標になったので、何回も使いましたw

(補足)夫婦別姓の話とは違うので注意!

ここからは補足です。
この質問をするとき注意してほしいのが、最近話題になってる「選択的夫婦別姓」に賛成か反対かを聞かないこと

選択的夫婦別姓=希望すれば夫婦がもともとの姓のまま法的に結婚できる制度 は今や国民の7割が賛成、保守的と言われる自民党支持層でも5割が賛成。まして2、30代の賛成率はもっと高いです。
なので見極めに使うにはちと弱いです。

もちろん、もし彼が数少ない反対派だった場合は結婚しないことをおススメしますけど。
「選択的」夫婦別姓に反対=他の夫婦がもとの姓のまま結婚することが許せない=自分と他人の区別がついてない
ということなので、こういう人は「俺がサッカー見に行きたいんだからお前も来い」とか「家族なんだから休日の過ごし方も食の好みも一緒にすべき」とか主張しかねないです。

とにかく、「どちらの姓にするか」と「選択的夫婦別姓」の話は全然別なので気をつけてください。
いっぱいいますからね、選択的夫婦別姓には賛成だけど、現行の、夫婦どちらかの姓に合わせなければならない制度下では男の俺の姓にするのが当然だと思っている人。

「選択的夫婦別姓には賛成だけど、男の自分が姓を変えるなんて考えたこともない」ってのは「共働きは歓迎だけど、男の自分が妻と同じ時間家事育児をするなんて考えたこともない」っていうのと同じですから。
夫婦が等しく姓を変えない選択肢を持てるならお互い尊重するけど、男か女どちらかがデメリットを被るなら女が被るのが自然って発想ですから。

選択的夫婦別姓に賛成というのは基本として、
制度さえできれば別姓でいいけど、制度がないなら男の俺の姓に合わせるのが当然」という人と
自分は夫婦同姓でいたい。もちろん相手が改姓したくないなら自分が喜んで改姓する」という人なら
後者の方がよっぽどオススメです。

まとめ

結婚後の姓について、「友達の話」として振ってみる!

自然に質問する練習してみよ、と思った人はスキお願いします。
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