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ポジティブ心理学でウェルビーイングな日々を・1「なぜ、このコラムを書こうと思ったか」

まだ、愛している。
大切に思っている。

15年越しに突然そんなふうに告白したら、
重いっ!って思われるかな。

誰をかって、
それは私が前の会社の人事部にいたときに
新卒採用した人たち。
新人研修をした後輩たち。

今でも、顔と名前を憶えているよ。
どんな性格だったかも。
こんなこと言ってたなぁとか。

人事部っていうのはなかなかカナシイ部署で、
入社する前後や、そこからしばらくは慕ってもらえるけど、
だんだん疎遠になって、
やがて文句を言われるという。
「人事は現場のこと、なにもわかっていない」ってね。

現場の色んなことに義憤を感じている後輩から、
よく相談されたりもしたけれど、
当時の私はまだ二十代。
自分もぺーぺーの若手社員だったから、
なかなか力になってあげられなかったよね。
そしてやっぱり疎遠になって。

力を合わせて一緒にやれたこともあったけど、
やれなかったことも多い。

申し訳なさや無力感を感じちゃって、
失望されているかなってこわくなって、
私のほうから遠ざかってしまったところもあったのかも。

でも、ずっと大好きだった。
大切だった。
今でも、愛情があるよ。

会社を辞めて、新しい会社に入って、
あれからずっと、
企業のメンタルヘルス対策や健康経営を支援する仕事をしてきたんだよ。

どの会社にも、あなたたちがいると思って。

やる気に満ちて目を輝かせていた新人さんたち。
一緒に会社を変えましょう!といってくれた後輩たち。
長時間労働で疲れて切っていた人。
上司と合わなくて悩んでいた人。

どんな会社にも、あなたたちのように
必死で働く人たちがいる。
その人たちの役に立ちたい。
そう思って、一生懸命働いてきたよ。

自分に自信がないからさ、
たくさん勉強して、たくさん資格もとった。
大学に入ったりね。

それで、いま、ふと立ち止まって考えたんだ。

もうインプットはたくさんしたから、
これまで学んできたことを、
ひとつひとつアウトプットしていこうって。

読んでくれた人の心が少し元気になるような、
楽になるような、
穏やかになるような、
時に熱く燃えるような、
そんなコツを、書いていこうって。

本当はあなたたちに読んでほしいんだけどね。
考えてみれば、あなたたちももう40代だよねぇ。
課長とかになっているのかな。
でも私の中では、あなたはいつまでも、
キラキラの若手社員のまま
胸にいるんだよね。

私の胸の中にいるあなたたちに語りかけるように
書いていくよ。

あなたたちのような、
頑張って働く人々に、届きますように。


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