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筋ジストロフィーの私の場合の出産方法

筋ジストロフィーを抱え歌う小澤綾子のnoteをお読みいただきありがとうございます!

筋ジストロフィーは徐々に体の筋肉が無くなっていく病気。一言に筋ジストロフィーと言っても様々な型があり、進行の度合いもスピードも人によって違うため、筋ジストロフィーだからこの出産方法がお勧め!とは一概に言えないと思いまがす、なんとなく自分のイメージの中では産む筋力が弱いので帝王切開なのかな?と思っていたし、無事に産めるんだったらどんな方法でも良いと勝手に思っていた私。そんな私の現在のところの出産計画を記してみます。

筋ジストロフィーだからなかなか病院で見てもらえない


妊娠してはじめにかかったのは小さなクリニックだった。幸いそこはとても親切だったが、そこにたどり着く前に、大きな病気がある方はうちでは対応できませんという門前払いの婦人科も多かった。
また病院自体内診台に上がるまで狭くて車椅子ではいけなかったり、段差があったり物理的ハードルもあるところがあり、病院選びは思わぬハードルだったりした。

先生も模索しながら


全国でも有名な病院にかかるもやはり医学会での事例報告が圧倒的に少ないということがわかった。
筋ジストロフィーで出産しているケースも私も周りを見渡してみてもあるのだけれど、医学的に報告されているケースは少ないようだったので先生も慎重になっていたし、多方面と連絡して出産方法を検討してくれた。
(参考;以前の記事綿密な準備で出産を検討)


私のケースだと計画無痛分娩が良さそう


過去の筋ジストロフィーの出産の報告事例、私の病気の進行の具合から今回は計画無痛分娩が良いのでは?という結果に至ったのでした。
てっきり帝王切開だと思ってたので、下からの分娩にちょっと驚き。
この病気でもあまり進行していない人は自然分娩のケースもあると聞き、自然分娩にもチャレンジしてみたいなぁとは思ったけれど、病院も何かあったときのためにスタッフを増やしておきたいとの考え、お産のリスクを少しでも減らしたいという家族の意向、筋ジストロフィーに加えてパニック障害もたまに症状が出る私、などなどいろんな状況を加味して、計画無痛分娩をすることに決めました。

レアな入院ケース


ということでこの記事を書いている今は早めに入院し、計画無痛分娩に備えている最中。
普通の人なら無痛計画分娩なら前日などに入院するかもしれないところ、私は1週間早く入院し、普通の妊婦さんに必要な検査に加えて、筋ジストロフィー患者ならではの呼吸機能の検査や心臓のエコーを含めて様々な検査を実施して、下からのお産に耐えられるか先生方が検討して準備している。
また病院のスタッフの皆さんも重度の妊婦さんを迎えるのは初めてということで、準備期間が欲しいとのことで早めの入院生活を開始している。
また、このコロナ禍特例で旦那さんの付き添いも認められてのレア入院を送っている。
参考;

どんなお産になるのか・・・
迫ってきてはいるけど未知なのでちょっと心配だけど赤ちゃんと一緒に素敵な時間にできたらいいなと思います・・・!

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