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春眠で、かしこく肝臓をいやす

Hello Momoちゃん

フランスでは、これ以上コロナの感染者を増やさないための対策として、
キスを禁止!公共の場でキスをした人は罰金が科される、という記事を読んで、珍対策もとうとうここまできたかと思いきやエイプリルフール記事でした。

さて、寒すぎず暑すぎず、窓を開けっぱなしにしていられる気候が気持ちよくて、つい夜遅くまで本を読みふけってしまう今日この頃。

睡眠時間はキープしていても、2時すぎに床に就いた翌日は、
なんだか一日中ぼーっとして頭が働かないし、頭痛がしたり、目が乾いてシバシバしたり調子がわるいので、ここ数日は11時頃にはベッドに行くようにしているのだけど、それだけのことでだいぶすっきり!

臓器にはそれぞれのエネルギーがアップする時間帯があって、
夜11時から午前1時までは胆のう (胆汁をストックする場所)、
午前1時から3時までは肝臓の時間です。

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この時間にしっかり眠ると、肝臓の気の巡りがよくなり元気になりますが、
その逆にこの時間帯にいつも起きていると、肝臓の気の巡りが滞り、血の巡りも悪くなり、朝起きた時に疲労が蓄積されたまままで元気が出ません。

何時に寝ても肝臓の時間帯に目がさめる!という方は肝臓のお疲れサイン。
11時までの就寝が疲労回復へのキモと心得てください。

肝臓は目と深い関係にある臓器なので、肝臓に元気がないと目が乾燥します。わたしはよくドライアイで目が痛くなるのですが、そんなときは目薬で緩和ケアしつつ、肝臓をいたわるようにしています。

肝臓に悪い影響をあたえるもの、というとアルコールと答える方が多いと思いますが、実は肝臓の一番の大敵はストレスです。ストレスマネジメントのためにもぜひ早めの就寝をこころがけてください。

ちなみに中医学で春は肝臓の季節、肝臓がパワーアップする季節です。
苦味のある旬のものは肝臓のケアをしてくれるので見つけたら積極的にとりいれてみてください。

代表的なのものは、ふき、うど、菜の花、たけのこ、春菊、クレソンなど。
旬のものを食べることは、すなわちその季節の臓器をいたわることになるんです。自然てうまくできてますよね。

季節の臓器とは、春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓、
そしてそれぞれの季節がわりの短い期間は膵臓です。

肝臓は酸っぱい味も大好き。
レモンはとくにクエン酸が疲労物質を分解、肝の働きを助けてくれるので、朝いっぱいの白湯にレモンを絞って飲むのは取り入れて損はない朝活習慣。

季節を通して肝臓をたすけてくれる食べ物はアブラナ科のやさい*です。
ブロッコリー、カリフラワー、大根、かぶ、白菜、キャベツなど、とくに気にしていなくても普段口にしているお惣菜に入っていますよね。

(*注意:アブラナ科の野菜は甲状腺ホルモン分泌を妨げるので、甲状腺ホルモン低下症、橋本病などの方は控えてください。)

これらの野菜にふくまれる硫黄分は、胆汁が作られるのを促進したり、肝臓が体内の毒素を排泄するために必要不可欠なので、お酒をよく飲む方やストレス疲れの方はたっぷり摂るといいですね。

ちなみにキャベツは糖尿病やプレ糖尿病の方の強い味方でもあります。
インシュリンの効果を高めてくれるクロムという物質が豊富なうえ、
繊維質も糖分の吸収をゆるやかにしてくれるので、血糖値が気になる方は食事の始めに食べて血糖値の爆上がりを予防してみて。

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今の季節、春キャベツは甘くてやわらかくておいしいので、
コールスローなどにして前菜としてたっぷり食べるのがおすすめ。
ダイエット効果もあると思いますよ。


それではMomoちゃん、今回はここまで。
気持ちの良い季節を楽しみましょう~








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