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フランス人たち失笑。Netflix「エミリー、パリへ行く:Emily In Paris」には、ステレオタイプのパリがつまりまくり。

Salut! Ayakoさん 私の身体の心配までありがとう!嬉しい。新しい番組はYouTubeでも配信しているので、何かと作業が増え、今週、新しいMacを購入しました。今まだ慣れないキーボードで打っています。

かぼちゃ大好きで今週もかぼちゃプリンを食べたんだけど、やはり切るのが怖くて大きなかぼちゃを買うことはなかなかないのよ。今週は東京も寒かったので、そろそろポタージュも美味しい季節。今年は作ってみるよ。

ところで、今週、私の楽しみは、今月からNetflixで配信が始まった「エミリー、パリへ行く:Emily In Paris」をみること。 「Sex and the City」のクリエイターが手掛けるパリを舞台にしたドラマ。
"シカゴでマーケティングの仕事に励んでいたエミリー・クーパーは、思いがけずパリで念願の職を手に入れ、仕事に恋に友情に全力投球の夢の海外生活を開始する"というストーリー。


感想としては、まぁ、パリが綺麗。エミリーがおしゃれ。道ゆく人が少ない。エミリーが恋するガブリエルが、マイケル富岡の若い時みたい、可愛い娘ってやっぱり得よね、薄着だったりコートだったり、暑いの?寒いの?、エッフェル塔映りすぎなどなど。1話25分ほどなので、ご飯食べながらやお風呂の中でさくっと観るのにはぴったり。

でも、何が面白いって、このドラマを観たフランス人たちの感想。「ステレオタイプすぎる」「clichéすぎる」「ありえない」「汚いパリも映せ」「ヒール履いてる人を見たことないぞ」「ごみがないぞ」「馬鹿げてる」などなどまぁ、辛口。 


確かにツッコむところはたくさんよ。例えば、エミリーが住むアパートの最上階「Chambre de bonne:家政婦さんの部屋」。Chambre de bonneのイメージは、住み込みの家政婦さんが寝るための部屋だからすごく小さいんだけど、エミリーのおうちは、結構広いのよ。友達が大量の荷物を持って「泊まらせて」って言えるくらい。それにフランス人は、フランス語をできない人を避けるとか(まだいうかこれ!)、10時半に出社するとか、ランチが長いとか、犬の落とし物を踏んでしまうとか、フランス人は、生きるために働くとか、フランスあるある要素もてんこ盛り。いまどき、アメリカ人だから○○とかフランス人だから○○とか決めつけたくないけどね。

そのフランス人たちが、Twitterで#EmilyInParisのタグつけて大喜利みたいになっていて、ドラマと現実を比較してるが、面白いよ。こちら↓。

パリに14年住むアメリカ人作家の方が、チラッとこのドラマ見て「バカげてる!思っていたよりひどいわ。エミリーはメトロにも乗らないし・・・」などボコボコ。(↓この動画)確かに彼女が言うことはあってるけど、これはあくまでもドラマです。

18区のアフリカエリアも中華街も北駅近くのインド人街も映らない。私の好きなパリが一切出てこないけど、これもパリ。SDF(ホームレス)もスリも登場しない。でもパリ素敵!と思う人もたくさんいるし、豪華な朝食を食べたくなる。それでいいんだよ。私の母(陽子ママ)も早速全部観てて、「あそこは2区でしょ?」とか「ファッションが可愛くて、特にオペラ座行った時のスタイル最高!」とか言って楽しんでいました。 確かにパリは、シックで、カラフルなファッションが映えるよね。

パリに行けない今だからこそ、こんなステレオタイプのパリが詰まったドラマでパリ欲を高めるのもいいじゃないか!コメントをみると、フランス人でも「早く続編みたい!」と楽しんでいる人たちも多くいて、とにかくみんななんだかんだでパリが好きだということ。さすが、世界でいちばん美しい街!

フランスのラジオやテレビのアーカイヴをまとめてる「L'Institut national de l'audiovisuel:フランス国立視聴覚研究所」(INA)も、「エミリー、パリへ行く:Emily In Paris」の人気を受けて、こんな動画をアップ。エミリーよりずっと前、1965年にパリを訪れたアメリカ人たちの声。この時も、みんな「パリはキレイーー」、「フランス人は、丁寧」、「フランス大好き」って! 

そう、Paris - the most beautiful city in the world!

ちなみに、私がどハマりしたフランスのドラマ「SKAM FRANCE」にCharles役として出てる俳優さんがこの「Emily In Paris」に出るからそれを楽しみにしていたけど、そんなに出番が多くなくて、「えーー」っていうのが、実はいちばんの感想でした!!! ではまたー!








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