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「3びきのかわいいオオカミ」をオススメしたい話

やっぱり絵本が好き。

好きなものやオススメの作品を、もっと紹介したくて

 最近、
 「自分の好きなものやオススメの作品について、自分の言葉で紹介する記事」
を、もっと書いてみたくなりました。

 それじゃあ、まずは何から紹介しようか?

 ……そうだ、絵本にしよう!

 絵本は、今でも何故か思い出したように読みたくなる時があるし、
 もしかしたら、自分が「好き」や「面白い」を素直に感じられる、
趣味や娯楽の原体験のひとつ
でもあったんじゃないか、とも思ったので。


オオカミなのに「かわいい」絵本?

 さて、絵本における「オオカミ」といえば、
 童話界屈指の名悪役として知られているキャラクターではありますが、
 今回紹介する絵本では、
 なんとあの「3匹のこぶた」の、オオカミとブタの立場が入れ替わったストーリーが展開されているんです。

 タイトルは「3びきのかわいいオオカミ」。

 ……そんなバカな!
 オオカミなのに「かわいい」だって?


文明の利器の応酬もアツい

 しかもこの絵本では、登場キャラクターの立場逆転だけでなく、
ストーリーにも現代的なアレンジが施されています。

 まず、オオカミ達が一番最初に建てるのは「レンガの家」

 ……えっ、いきなりハードル高くない?
 原作では、あのオオカミですら吹き飛ばせなかったはずだけど……?

 しかし、この絵本におけるブタは「とんでもない わるブタ」なので、
容赦なく破壊してしまうのです……ハンマーで。

 もはやここまでくると、
「昔話に現代的なツッコミを入れるのは野暮じゃない?」
 という疑問よりも、
「うわー、この絵本めっちゃ面白いじゃん!」
 という興味の方が自分の中で強くなり、
 この先の展開がどうなるのかも気になって、一気に読んでしまったのを覚えております。

 果たして、文明の利器を交えた、破壊と創造の行き着く先は、いったいどのような結末を迎えるのか?
 ……気になった方は、是非読んでみてください。

※ニュースサイト「ねとらぼ」でも紹介されておりました。
 こちらの記事もオススメ。


あわせて読みたい「三びきのコブタのほんとうの話」

 そして、もし内容が好みだと思った方がいましたら、
「三びきのコブタのほんとうの話」という絵本も、あわせてオススメしたいです。

 こちらは、原作の「3匹のこぶた」のストーリーを、
オオカミ側の視点で振り返りながら語っていく
という内容になっております。
 全体的に、小気味よいセリフ回しで書かれて(翻訳されて)いるので、
洋画の吹き替えのようなノリで朗読してみるのも面白いかも。

ここで みんなに ちょっとした ひみつを おしえてやろう。
じつを いうと,だれも ほんとうの はなしを しらないんだ。
なぜって,おれの いいぶんを きいたやつは,まだ ひとりも いないからさ。

 同じ童話を題材にした絵本でも、立場や時代が変わると、
 物事の見方だけでなく、キャラクターの言い分や、
 読者による感想の内容等も変わってくる
場合があるので、
 やはり「真実はいつもひとつ」だとしても、「正解はひとつじゃない」のかもしれません。

 発想の転換って、やっぱりいいね!

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