【 About Me 】＃１　自己紹介

初めまして。陶磁アクセサリーを制作している、あやこせらみくす（@ayako_ceramics）と申します。ここでは簡単に自己紹介をして、【 About Me 】では身のまわりのエピソードを綴っていきたいと思います。

ayako.ceramics（あやこせらみくす）はアクセサリーを中心としたライフスタイルブランドです。テーマは「再発見する陶磁の魅力と素材感」釉薬の潤いある色味や、陶磁の肌の材質感に着目したアクセサリーを制作。オリジナルの陶芸パーツにガラス等の異素材をバランス配置した、素材感が響き合うシンプルながらも味わい深いベーシックアイテムを提案します。

初めて陶芸に触れたのは高校生のとき
高校で陶芸専攻のクラスに入ってはじめて粘土に向き合うことをしてから１５年が経った。学生時代は一日中ろくろに向き合ったり、登り窯を焚いたり、窯を築いてみたり。高校・大学・大学院とみっちり陶芸と関わってきました。大学・大学院はそれぞれ違う学校に行っています。（みっちりとは言ったものの、もとは分業制の陶芸業界ゆえ技法や歴史は多岐にわたり、それぞれに研究者がいることからも分かるようにめちゃくちゃ深く、まだまだ知らないことばかりです。）

幼少期に偏愛のしかたをおぼえた
転勤の多い、一般家庭に生まれ、みんなで賑やかにご飯を食べたり、今日あったことを嬉々として話すような愛に満ちた家庭に育ちました。夏にはキャンプ、冬は祖母の家でご馳走とトランプ大会。幸せを絵に描いたような幼少期だったと思います。でも、カルチャーの面ではちょっと乏しく、家族と好きな音楽や本の話はほとんどしたことがない。自分の好きな文化を語ることは、「好きなコがいるの」と打ち明けるのと同じくらい気恥ずかしかった。反対に言えば、自分の好きなことを思い切り温めることのできる環境だったとも言える。

ayako.ceramics 立上げ
あるとき両親に「院まで行ったんやから陶芸続けなきゃと思ってない？無理しなくていいんやで」と心配そうに言われたけれど、それは幼少期からのこっ恥ずかしさに基づき、「めっちゃ好きやねん…」と言えなかった結果で、おそらく私が陶芸のことこんなに好きだとは彼らには伝わっていなかったのだろうと思います。

大学を卒業してからは大学院に行きながら高校の非常勤講師として働いたりしていました。院を出てからはしばらく作家と講師の二足のわらじを履いていましたが、やはり制作に集中したいと思う気持ちが強く、３年目で非常勤講師をやめて2017年頃からアクセサリーを中心としたライフスタイルブランド「ayako.ceramics」 をはじめました。

「振り返ってわかった大切にしたい３つの価値観」
陶磁アクセサリーを作ることになったきっかけを記しています。
気が向いたら読んでみてもらえると嬉しいです。

滋賀にスタジオを構えて
2019年10月、結婚を機に夫の地元の滋賀県に移り住みました。今は、家とこれまで使っていた京都の共同アトリエで制作していますが、ゆくゆくは自宅の一角にスタジオを設けて陶芸のワークショップなどを開催したいと思っています。

壁塗りから始めるスタジオ改修です。ここにろくろや電気窯を設置する。陶芸体験とかしてもらえるスペースにしたいと思います。


終わりに
食器好きや消費者としての陶芸好きと少し違って、土を焼くという行為そのものが好きでたまらないのは、やはり火に魅せられてという部分が大きいと思います。1200度を超える温度はやっぱり尋常じゃない。焼成について書き始めるとワクワクして止まらなくなってしまうのでこれはまた後日。

それから、私は陶芸と同じくらい無類のパーティー好きです。宴会好きともいう。美味しいものを囲んで、みんなが思い思いに楽しく過ごしている時間が本当に好き。お正月に祖母が家族それぞれの好物を盛り込んでご馳走を用意してくれたの、大人になってみて、すごく気持ちが分かります。スタジオが完成したら、そのお披露目会には自分で作った器にご馳走をならべてごはん会がしたい。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

これまでにアクセサリー作家としてayako.ceramicsのことを知ってくださっていた方には、意外に思われる一面もあったかもしれません。自分のことについて文章にして残すのはやっぱり少し気恥ずかしいですが、まだお会いしたことのない方とも陶芸にまつわる静かな興奮を共有したい、だからちゃんと表現する。そんな気持ちでnoteを始めます。

よろしくお願いいたします。

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小川 文子／ogawa ayako
京都生まれ
2008 京都市立銅駝美術工芸高校卒業／2014 京都精華大学陶芸コース卒業／2016 京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了／2017 ayako.ceramicsを立上げ今に至る

ayako.ceramics（あやこせらみくす）はアクセサリーを中心としたライフスタイルブランドです。テーマは「再発見する陶磁の魅力と素材感」釉薬の潤いある色味や、陶磁の肌の材質感に着目したアクセサリーを制作。オリジナルの陶芸パーツにガラス等の異素材をバランス配置した、素材感が響き合うシンプルながらも味わい深いベーシックアイテムを提案します。
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