見出し画像

キラキラと輝く君へ。

いつも素敵な感想ありがとう!
感想をもらうたびに、本当に嬉しいのに、
なかなかどうも、上手く言葉にできなくて
「ありがとう!本当にありがとう!」としか言えずにもどかしいです。

先程届いたLINEの返信も、きっといつものように
「わー!本当?ありがとう!!!嬉しいわー!」
という、毎度お馴染みのフレーズを投下してしまいそうだったので、
それならば、ここに、書いてみることにします。

私は、周りの人曰く
「自信満々」で「前向き」に見えるそうですが、
イメージの中の私と、自分が描いてる私に、かなりの差異があって、それを人に説明するのがとても大変です。

私は「自信満々」でもないし、さほど「前向き」ではないからです。


私の母は、とても教育にまっすぐな人で
「あやかのために、あれもこれもやらせてあげたい!」
と思って、なんでもチャレンジさせてくれる人でした。
私は小学生の頃は、ピアノと、プールと、習字を習っていて、
日々“習い事”という予定があることを、子供ながらに誇りに思っていたし、
頑張らなくちゃ!お母さんの期待に応えなくちゃ!と思って続けてきました。

多分、いま考えると、まぁ別にそれなりに、ピアノもプールも習字もこなすことができていたんだろうし、
それなりに練習して、それなりの技術を得ていたはず。
それで、全然大丈夫なのに、
当時の私は、何故か、“何もできていない”と、焦る日々でした。

母は、いわゆる“毒親”でもなく、“教育ママ”でもない、本当に心から大好きな普通の母だったのだけど、
私のちょい強めの感受性により、
たまに母が放つ
「あやかはやればできる!」
という言葉が、私にとっては結構重荷で、
“お母さんごめん、私はやればできる子じゃないかもしれない”と思うのでした。
そんな風に思わなきゃいいのに。
こんなん書くと、お母さん悪者みたいで嫌だわ。ほんとね、多分感受性がちょい強かったんだよ。


算数のテストで悪い点数を取ることで、
ピアノで同じところを間違うことで、
習字で段を取れないことで、
私の自信は緩やかに失われてしまって、
それは多分空気の抜けた自転車のタイヤみたいなもんで、
プシューっプシューっと少しずつ“自信”だけが抜けていて、
空気が抜けてもなんとか運転することはできるし、なんとか前にも進むんだけど、
「あーあ、私にも空気が入ればなぁ」と、思う日々なのでした。
それが、私の青春時代。

ダサいし暗いでしょ?
そのまんま、空気は補充されずに、自転車はどこかに乗り捨てた!
大人になるにつれて、いろんな方法で自分を慰めることができたし、
愛する人に出会えたことで、ありのままの自分を受け入れることもできた。

でもね、自信はずーっと、ないまんま。
もうここまできたら、これが私なので面白がるしかないけれど、面白いのと同時に、
俯瞰で私をみてる私が、抱きしめたい気持ちでいっぱいになる。



で、そんなこんなで大人になって、まぁもう歳も歳だしさ。
自信がないとか、あるとか、さほど意識せずに、ズボラに生きている中で、

文章を書きたかったことを思い出して、
noteに書いてみて、本まで作ったら、

たくさんの方が
「いいね!素晴らしいね!」と言ってくれて、
これはなんですか…!!!!という気持ちに包まれている。

私にとって書くということは…
というか、みんなもそうなのかもしれないけれど、
私にとってね、書くってことは、本当に息をするくらいに自然にできることで、
日々更新してるnoteも、スイスイと魚が泳ぐように気持ちよく書けるので、
「あぁ!私の自信のタネはここにあったのか!」
と、40歳を手前にして知れてよかった。

最近は本を作ったばかりなので、嬉しいことにたくさんの感想が届いて、語彙力を失うくらい嬉しい。

あなたからたまに届く感想も、とても嬉しいもので、
冒頭にも書いたけど、
「ありがとう!」以外の何かで答えられたらいいのにって心底思う。
私が孔雀なら羽を広げて見せただろうし、
私がトビウオならめちゃくちゃ高く跳ねたと思う。
でもわたしは残念ながら、人間のおばさんなので、
羽も広げないし、跳ねもしない。
心の底から思う「ありがとう!」を伝えるには、
私が唯一得た“自信のタネ”である、
書くことでお返しできたらと思って、書いている。
午後2時51分。耳鼻咽喉科の待合室で。


キラキラした言葉は、誰かを救う。
少なくとも、“自信”が欲しかった、あの頃の私が救われている。

それは当時パンクしたまま乗り捨ててしまっていた自転車のタイヤに、空気を入れるような。
「あなたの自転車、空気入れたらまだまだ乗れますよ」
と言ってもらえたような。
そんな気持ちになっている。

言葉も、感想も、行動も、真っ直ぐキラキラ伝えてくれてありがとう!

結局いつものように「ありがとう」になるんだけれど、
今日まで送った「ありがとう」の裏側も込めて。

鈴木より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?