土曜日の朝、いつものように

おはようございます。

何の予定も入っていない、土曜日の朝がとても好きです。

のんびりと起きてきて、のんびりと家事をします。

子供たちと戯れて、チューをしたり、子供の爪を切ったりして過ごします。

子供の爪を切るのは良い。すごく小さな指先に、すごく小さな爪がちょこんと生えてて、これを、ほんの少しだけ切ります。なんて愛しい作業。

何の予定もないので、ゆっくりとパンを焼いて、コーヒーを入れます。

コーヒー豆はどれにしよう？なんて、選ぶ時間があるのもまた良し。これだって、予定のない土曜日ならではの楽しみです。

子供たちは、いつもと違う番組編成のEテレに夢中です。

私も、おさるのジョージが好きなので、おさるのジョージをゆっくり見ながら朝食を食べます。

今日のジョージも絶好調にやらかしていて、

やらかすことがわかっているのに、どうしてこうも、黄色いおじさんは、ジョージに何でもやらせるのか。

そして、いつでも温和でいられる黄色いおじさんのメンタリティよ！！！

と思いながら、パンを頬張ります。

そのうちに、おしり探偵が始まり、我が家ではリモコン争いが始まります。

おしり探偵のOP曲では、リモコン操作をすると、おしり探偵がクネクネ踊る仕掛けがあります。クネクネ踊れば踊るほど、スイートポテトの数が増えるので、必死にリモコンのボタンを押すのですが、それを姉がやるのか妹がやるのか、小競り合いを始めるのです。

子供はいつでも本気。微笑ましいけど、そのうち大喧嘩に発展して、おしり探偵どころではなくなるので、やめてほしい。おしり探偵がクネクネ踊ろうが何しようが何でもいいのです。パンを食べなさい、パンを。

朝食を食べ終えたら、各々好きな時間です。

人をダメにするソファに寝そべりながら、引き続きEテレをみる次女。

朝ごはんをお代わりしたくせに

「今日の朝ごはんは普通の味だったなぁ」と小さなこえで呟きました。

普通ならいいだろ！

長女は、ぼんやりしています。長女という生き物は全員そうなのでしょう。私もそうでしたから。とにかく、口をポッカリ開けて、何かをするわけでもなく、ぼんやりしています。

たまに足をぶらぶらさせたり、たまにソファの上でひっくり返ってみたり。

間も無く小学校3年生になるのだけど、大丈夫だろうか。

私は、洗濯機がピーピーと終わりを告げたので、洗濯物を干さなくてはなりません。

今朝、父から、残念な連絡をもらって、飛び起きました。

仕方ないことと言い聞かせて、騙し騙し、気持ちを落ち着かせてみたけど、

ほんとのところ、心の中ではそのことばかり考えています。

ざわざわしながらも、受け入れて、

これからのことを想像してみます。

なにを失ったとしても、絶対に失えないのは、何か？と聞かれたら、

こういう日々だ、と答えるでしょう。

いつものように、週末がやってきて、子供たちの爪を切ったり、朝ごはんを食べる。

喧嘩したり、泣いたり笑ったり、面倒くさいけど洗濯をしたり。

今所有している、たくさんの物や、仕事や、財産や、そういうものは、代わりがあるけど、

家族の代わりはいないし、この生活の代わりもない。

私の毎日は、こういう日々を守るためにあるのです。

本来、それだけで良いのです。

この文章を書いている間に、テレビではテンション高めのさかなくんが海の生き物知識を披露しています。

子供たちはテレビに飽きて、仲良くお絵かきをし始めました。

「ママの顔描いたよ！太っちょにしておいたよ！ふふふふふ」

土曜日の朝ははじまったばかりです。今日はたくさん、笑って過ごそうと思います。

当然ながらママの分のいちごは無し。