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2020年秋学期 振り返り① 全般

Fall2020は修士でのラストのコースワーク。このプログラムは、残る1学期は修士論文にあてることになっています。今期のクラス選択にあたって考えた点は2つ。ひとつは、論文に繋がる授業を選択すること。Displacement/ Refugee × Mental Health × Resiliency (through everyday activities)? あたりをキーワードに色々模索しました。

もう一つは、私の所属するMaster in Designプログラムの最大の特徴である授業選択のフレキシビリティーを最大活用すること。プログラム期間中、最大で4クラスはハーバード内あるいはMITなどの他大学にクロスレジスターすることが可能で、私はこの特権を去年一度も使わなかった(デザインスクールに異分野から入った身として、まずはデザインスクールの考え方を知りたかったため)のもあって、今期は、この特権を最大現活用しました。

その結果、取った科目が以下。

- Wanderings in Psychogeography: Exploring Landscapes of History, Biography, Memory, Culture, Nature, Poetry, Surreality, Fantasy, and Madness (MIT, Urban Planning) 人がどう場を知覚しているのか考えたくて、とった心理地理学の授業。内容は面白かったですが、大量のリーディングと毎週のリフレクションペーパーが大変でした。

- Colonial Encounters, Postcolonial Disorders (Harvard, Medical school × Anthropology) ハーバードのメディカルスクールと人類学の合同授業は、今年初めてコース化したとのことで、先生がなんと3名も毎回共同で運営する豪華授業!めちゃくちゃ面白かったですが、内容が内容だけに、こちらも多量のリーディングとリフレクションで大変なのと、そして議論が本当難しかったです。現代の、少数民族やネイティブアメリカン、難民/ 移民のメンタルヘルスについて、歴史的なトラウマから現実の状況を紐解いていく授業でした。憑在論の話も面白かったです。

- Migration and Human Rights (Harvard, Kennedy School) ケネディースクールの授業は、他のどの授業とも参加者層が全然違って、オンラインとはいえども毎回すごく緊張しました。法学の先生なのもあって、授業の進行は非常にロジカル。去年1年間、デザインスクールでいやというほど考えさせられた、システム(例えば権力構造や、資本主義)の外をspeculateする思考法とは、全く逆の、システムの中で、どう調整をするのか、という話で、これはこれで新鮮でした。

- Landscape representation (Harvard GSD) 
>> 別途記事を書きました!

- Big Data, Visualization, and Society (MIT, Urban Planning) この授業の最終課題は、この授業のタイトル通り、ビックデータの視覚化で、私たちのグループ(MITからのメディアラボ修士1年生とエンジニア博士4年生と超優秀!)は「The Covid pandemic through the lens of vulnerable youth」というので、NYの子供達の教育/ 公園/ 食べ物へのアクセスについてのデータを分析。コード書いたことない向けの人の授業のはずでしたが、9-11月でパイソン(Intro, Numpy, Pandas, MatPlotLib, Bokeh, Folium, Mapbox ) ウェブ構築 (HTML, Scrolly telling, Javascript, D3 )まで学ぶ、超盛りだくさんな授業でした。私の最終課題の担当はMapboxの部分で、最終的には、MIT Media Labのウェブサイトにも掲載してもらうことができました!







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