見出し画像

ターニングポイント

私の人生の中でターニングポイントを
1つあげるとするなら初めて海外に行った時だと思う。

大学2年生初めての海外でカンボジア行った。
カンボジアを選んだ理由は先輩が行っていて楽しそうだったのと人生の中で行ってみたい国の1つだったから。

広島を飛行機で出発してから数時間後、窓から外を見ると今まで見た事ない街並みや景色が広がっていて「私はこれからどんな時間を送るのだろうか」と気持ちが高まったのを今でも覚えています。

シンガポールを経由し、カンボジアのプノンペン空港に到着。広い砂道が広がっていてとにかく蒸し暑い。笑
乗ってみたかったtuktukに乗った時は興奮したなあ。
その日はホテルへ着いて準備などしてゆっくり。

2日目はキリングフィールドヘ。

キリングフィールドとは、ポルポト政権による大虐殺が行われた刑場跡。処刑された人々の骸骨や、場所によっては埋められていた場所。赤子が打ち付けられ殺された木なども残されている。

ポルポトは教養や技術があるものを反逆者とし、片っ端から虐殺し、結果300万人もの人が亡くなった。そして、残った子どもたちを洗脳し少年兵として自らを崇拝するよう教育したそう。ポルポトが当時掲げていたスローガンは
「我々は独自の世界を建設している。新しい理想郷を建設するのである。したがって伝統的な形をとる学校も病院もいらない。貨幣もいらない。たとえ親であっても、社会の毒と思えば微笑んで殺せ。今住んでいるのは新しい故郷なのである。我々はこれより過去を切り捨てる。泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ。」
今から50年ほど前、そんなに遠くない過去です。

この場所に入った時、今まで感じた事のない感情が込み上げてきたのを覚えている。こんな事が少し前に本当に起こっていたのかと考え深い時間だった。

3日目は都市シェムリアップに移動。

夜はシェムリアップ中心街にある繁華街「pub street」へ。お店や道はギラギラに光ってて外でも音楽が大音量で聞こえてくる。道路からはみ出すくらいバイクが走っていて、よく見たら4人.5人乗りもいる。そんなのは現地の人からしたら当たり前の話らしい。日本食のお店も沢山あって、パスタやピザ屋さんが多い。なによりカンボジアのご飯は美味しい。生物は食べなかったけど、辛すぎない屋台のご飯は安くて美味しいものばかりだったな。(毎日激安スムージー飲んでました)

4日目、世界遺産アンコールワットへ。
アンコール・ワットはクメール王国における宗教施設の集大成といえる大寺院。面積は東京ドーム約8500個以上。この広大な敷地内に、アンコールワットを含む600以上の遺跡が集まっている。1日かけても全部はまわりきれないほど広くピンポイントにいくつかを観光した。特に朝日を背景にアンコールワットを見た時はとても綺麗で感動した。

5日目は繁華街を外れた所へ向かい、現地の子供たちと遊んだ。裸足で走り回る子供達の目はキラキラしてて、ワクワクが溢れ出しそうでたくさんの生きるパワーをもらった。

他にも1日5回は停電するホテルで暗闇で冷たいシャワー浴びたり、プールで体調崩す人が続出したり、料理されたタランチュラやヘビが売っていたり、tuktukのおじさんにぼったくられそうになったり盛りだくさんの日々を過ごしました。

生と死を実感した人生初めての海外。
常識が壊された10日間。
新しいものだらけな非日常を体験し、今まで生きてきた世界がいかに狭かったのかを実感したり、自分自身の悩みのちっぽけさに気付いたり、自分の中の価値感が大きく変わった旅だった。

時間は有限であると学んだ。
そして、私は、新しいものを見たり知ったりするのが
好きなのだと改めて思う。

もう少ししたらまた旅に行きたい。
いや、行こう🏃‍♂️

あやか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?