あの装丁の本が1冊も我が家にないのは
「ジョン・ロック」
私はその名を3年ぶりに目にした。
それもTwitterの画面の中で見つけたから、尚驚いた。
最近、熱い眼差しでこの方のツイートを眺めている。
本の猪さんという方である。
1日にかなりの高頻度で、本とその中の一節を紹介していらっしゃる方で、選書も引用文もとても興味深い。
たまたまTwitterでおすすめの表示があったことをきっかけにフォローした時から、毎日眺めている。(尚、noteをされていることに気づいたのはつい先程)
選書のジャンルも出版社も幅広く、本の猪さんの教養の深さに日々感動している。
そんな本の猪さんのツイートに「ジョン・ロック」の名を見つけたその日は鳥肌が立った。大学時代、教育思想の授業で必ず扱われた哲学者だったから。
3年ぶりにその名と再会したその時、まさに古典や哲学といった学問への熱が再び上がっているタイミングでもあり、少し運命的に感じた。
そんな心が震える体験、そんな時は決まって私は本屋さんを訪れる。
普段私は、エッセイや物語の棚ばかり見ている。それでも今回は、本の猪さんのツイートを見たからなのか「岩波文庫」の棚へと一直線に向かい、ずらっと並ぶ古典作品や哲学書を眺めて、1冊ずつ手に取っては惚れ惚れとしていた。
そこでその装丁を眺めながら、私はあることに気づく。
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