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ひだまりは、雲の白さを

ある日、秋風よりも鮮やかな青の映える夏空に目を細めた。

9年前、そんな夏の強い日差しが、たくさんの仲間の頬を伝う雫に輝きを灯していたことが脳裏をよぎる。

中学生最後の吹奏楽コンクール、5年連続金賞という先輩たちの襷を、私たちは繋げることができなかった。金賞まであと一歩、あと一歩のところで銀賞だった。

それなのに、私の目からは同じ雫が落ちなかった。

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かみつれ

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