アヤワスカを終えて2年半🌿

そもそもアヤワスカが何なのか説明すると、南米で古くから伝わる強い幻覚作用がある液体です。

日本では最強のドラッグやLSDの100倍の作用があるなとどしてしかあまり認知がされていない、と思っていたけど、最近ではどうやらそうでもなさそう!

西洋医学では完治が困難とされたガンや糖尿病、うつ病などの精神病、またアルコール中毒やヘロイン中毒を治療するオルタナティブ療法として人気を集めています。

また、未来の進むべき道が見える、本当にやりたいことに気付く、第三の眼が開くなどの経験談に惹かれた毎年何千人もの世界中の人々が南米ペルーのアマゾンへと足を運び専門施設でヒーリングを受けているのです!

味はこの世の物とは思えないほど不味い。飲んだ30分後ぐらいから嘔吐下痢の症状も出る劇薬中の劇薬です!

それを私が飲んだのが2016年11月に7回。
Temple of the day of light というジャングルの中の専門の施設で飲んだのですが、12日間で7回のセレモニーが1番ベーシックなプログラムでした。

準備は日本で1ヶ月前から始めないといけません。塩や砂糖やスパイスや炭酸飲料は禁止。もちろんお酒もその他の薬も全て1ヶ月前から摂取してはいけません。テレビを極力見ず、なるべく森の中を歩く、SEX・オナニー禁止など様々な指示がメールで送られてきました。この指示通り守らなければ、アヤワスカを飲んだときの効果の保証も命の保証もない、と。

正直、塩や砂糖ぐらい関係ないやろ!と思って普通に摂取してしまっていましたが、後々、やはりちゃんと制限通り守っていれば更によりよい効果が得られていただろうなと後悔しました。

それにしても、本当によかった。
本当に地獄のように苦しかったけど、乗り越えてよかった。(詳しくはマガジン『本気のアヤワスカ体験』に書いているのでよかったら!)
Quick Fix(すぐ完治)はない、と聞いていましたが、2年半経ち、それを実感しています。
リトリートが終わって1ヶ月ぐらいは思考回路を整理する統合の期間があると聞いていましたが、1ヶ月が過ぎても、まだまだ少しずつ変化しているように思います。

アヤワスカを飲んで1番の変化は、10年間以上大量に飲み続けてきて処方薬中毒とまで言われた、鬱病や躁鬱病の薬、抗不安剤、睡眠導入剤などの向精神薬を全く欲しなくなったこと。
前は外出時などは必ずポケットにいくつか入れておかないと不安でしたが、今は毒にしか見えない。考えられないことに。夜も薬なしでグッスリ眠れる。奇跡的に。

あと、目に見えた変化はないかもしれませんが、内面的には、かなり前向きに考えることができるようになりました。ずっと希死念慮に囚われていましたが、何事もポジティブに捉えることが出来るようになり、嫌なことがあっても、きっと乗り越えられると思えるようになりました。
自分のことで精一杯でしたが、周りの人を幸せにしたいと考えるようにもなりました。ずっと自分が嫌いでしたが、今は少しずつ好きになれてきていると思います。
まだまだ全く完璧ではなく、未熟なところが沢山ありますが、その事実を受け入れることができるようになりました。

アヤワスカを飲んで2年半、こんな感じです!
日本で解禁なんて100年経ってもあり得ないと思うし、飲んで死んだ人も沢山いるので決して人には勧めませんが、こんな体験をした人がいる、薬物中毒は治る可能性がある、人は変われるんだということを知ってほしい。

そして私はそろそろ定職が欲しい。笑


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