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【閲覧注意】道端に”頭蓋骨”?謎の物体の正体は○○だった!

それは昨日のこと。

後ろに娘を乗せ、
いつも通りの道を自転車で走っていたんだ。

いつもの道。
いつもの景色。

でも

そこにあったのは
頭蓋骨・・・。

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***

彼女は自転車に乗っていた。

自転車をこぎながら
横目に何か白いものが見えた。

道路の脇に目を向ける。

そこにいたのは、
直径20センチ強の
『白い物体』


「なんなんだ、この ”謎の物体” は・・・」

(まさか頭蓋骨・・・?)


いつも通りの景色が一変。
いきなりの”違和感”だ。

二度見どころでは済まない。

自転車を止め、まじまじと観察する。


表面の裂け目、色あい、形。

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「・・・おそらく頭蓋骨ではなさそうだけど。」

「だとしたら、ボール・・・?」

にしては、形がいびつだ。

(もし人工物だとしたら
こんなにいびつな形にはならないはずだけど・・・)

名探偵コナンのごとく
一つ一つ丁寧に謎を解き明かしていく。


(固さはどうなのかな?)

その辺にあった石を投げてみる。

「ポンッ」

思ったより軽い音と共に
石は少し弾んで落ちた。

・固い音ではない。
・少し弾力を持つものである。

確実に「頭蓋骨路線」は消えた。

ほっと一安心。


今度は落ちている木の枝で突いてみる。

昔流行った「アラレちゃん」の要領で

ツンツン。

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   (画像:https://middle-edge.jp/articles/79tc)

ツンツン。

(もう少し力を入れてみるか・・・。)

グッと力を入れると
「グイッ。ズボリ」

少し穴が開いて中身が見えた。

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(中は茶色い・・・。)

(けど、だから何なん?)

中身が少し見えたところで
謎は闇に包まれたまま。


「これは一体なんなんだろう?」

帰宅途中の息子も混じって
親子3人で推理大会だ。

しかし、
謎は一向に解明されない。

「いったい何者なんだ、お前は・・・。」


もしかしたら
見えない部分に謎が隠されているかも・・・。

だとしたら

「ひっくり返してみたい」


探求心の強い彼女は
その衝動を抑えられなかった。

一度帰宅し、
捜査に必要なものを持参したうえで
もう一度”現場検証”することにしたのだ。


彼女が選んだのは
倉庫にあった『壊れた傘』

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「この傘さえあれば、
あいつの謎が解き明かされるはず」

「裏面に謎が隠されているに違いないのだから」

素手ではもちろんのこと、
軍手でも触りたくない彼女にとって
「傘」という武器は心強い存在であったのだ。


まるで
『最強の武器』を手にしたような気持ちで

意気揚々と彼女は
子どもたちを引き連れ
現場へと向かう。


「これがあれば大丈夫。」
彼女の強い自信が表情に現れていた。


そして現場に到着。

そこに鎮座するのは先ほどと変わらず
どしんと身構えている『白い悪魔』


「先ほどの私たちとは違うのだよ。御覚悟しなさい!」

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一刀両断。

傘という武器で、
『白い悪魔』をなぎ倒す。


すると・・・

コロリ

ついに『白い悪魔』がひっくり返り、
その全貌を見せる瞬間が訪れた。

「裏面さえ見えれば謎が解けるはず・・・」

・・・。

・・・。

???

裏面が見えても
何もわからんかった。

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形全体が見えたところで「イミフ状態」には
何の影響も与えなかった。

むしろ
より一層謎が深まったくらいだ。

「結局なんなんだお前は!?」


国道の歩道にしゃがみ込み、
何やら不審な動きを見せている親子。

それを見て
通りゆく車の運転手は何を思っただろうか。


車のことなんて気にも留めず
3人による『白い悪魔』への攻撃は続く。

ツンツン、コロコロ・・・。
恐る恐るではあるが、白い悪魔をいじくる。


すると

「・・・おや?」

彼女たちをある匂いが襲った。

「くさい!」

5歳の娘が叫ぶ。


そして彼女の鼻にもプ~ン・・・

「おや?この匂いは・・・

過去に何度も嗅いだことがあるぞ!

・・・

・・・

キノコのにおいだ!!!」

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「こいつはキノコに違いない!」

ようやく目の前を覆っていた深い霧が
晴れ渡っていく気がした。


ここでついに、『文明の利器』が登場。

スマホを取り出し
「白い大きなキノコ」
という文字を打つ。

そして出てきたのが

「オニフスベ」

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(画像:http://blog.livedoor.jp/inemuri_tako/archives/41118642.html)

ついに謎の白い物体が
「キノコ」だということが判明。


その名も

【オニフスベ~ONIFUSUBE~】

だったのだ。


もちろん人生初対面である。

「こんなキノコあるんかい!!」

衝撃だった。


食欲の秋。
秋といえばキノコ。
キノコといったら食べる。


でも、色々な人が口をそろえて

「食べられるけど、食べないほうがいい」

と言っていたので
そのままそっとその場を後にしたのだった。


彼女たちの胸の中には
謎を解明したという達成感と
そして「気持ち悪さ」が相まっていたに違いない。

おしまい💖


今日は
あまりの衝撃だったのでキノコの話。

あなたもいつか出会うかも。

そんなとき
あなたならどうしますか?


蹴ってる動画見つけた 笑


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古川綾子でした。

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