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【ダニ戦記2】本当に要るもの要らないものは何か(実録シリーズ)

あの夏。

目に見えぬ敵に果敢に挑む一人の女性がいた。

これはその女性の戦いの記録である。


「ダニ戦記」


前回の話はこちら↓
【ダニ戦記】猛烈な痒さとの戦い(実録シリーズ)


彼女は怯えていた。

見えない敵が
どこにいるのかわからないのだ。

いつの間にか魔の手は忍び寄り、
彼女に傷を負わせていく。

しかし
どこにいるのかわからないのだ。

それがどれほどの恐怖か。

全てのものが敵に見えてくる。

目に映る全てのものに怯えていた。


そして決めた。
TTY (徹底的に殺る)ことを。

1、対ベッド戦

彼女はあらゆる方法を試すことにした。

はじめはベッドが相手だ。

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作戦1:レイコップは何度もかけたけども・・・

布団用の掃除機といえば「レイコップ」

だが、
結局ほとんどダニ対策にはならないという。

というのも、
レイコップは「ダニを殺す」のではなく、

ダニアレルギーの原因となる
ダニの死骸、フン、抜け殻を吸ってくれるもの。

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ダニは高熱により死滅。

ただしレイコップの場合は
ダニを殺せるほどの熱は発生しない。

アレルゲンのためには有効。

であったとしても、
常に襲ってくるダニ対策としては「効果なし」


生きているダニに意味はなさそうだ。

手間の割にはあまり効果は認められなかった。


作戦2:マットレスをプロテクト


ベッドのマットレス問題。
これが最大の難関。

洗えない
干しても厚いから裏にダニが逃げる。


つまりは【手に負えない巨体】

巨体はもはやガードするしかない。

マットレスをガードできるもの

何かないものか。


そして出会ったものが

ミラクルフィット・マットレスプロテクタープレミアム
『Protect-A-Bedマットレスプロテクター』

である。



なんと一枚5400円(当時)

水蒸気は通すのに、
汗や血液など液体は通さないという仕組み。

もちろん「ダニも通さない」という。

まだ小さい子がいる家ではおねしょ対策としても使える

ということで即購入決定。

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おねしょをしても
嘔吐をしても
マットレスが汚れないとは。

これまでの防水シーツは
よくずれていたから

マットレスカバーでベッドを
すっぽり覆えるのはありがたい。

これで
ベッドのマットレス対策は【万全の布陣】

どこからでもかかってこい。

(それは困るんだけど)

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2、洋服ダンス対策

作戦3:タンスからの卒業


同じベッドで寝ていても
彼女一人だけがダニに襲われる
という事実。

医師の話を総合し【洋服が怪しい】
という結論にいたる。

次の相手は【洋服ダンス】だ。

はじめは
1段ずつタンスの中身を全部出して洗濯をしていく。

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何度か洗濯をしている間、ふと気づく。

タンスという空間内では通気性も悪く、
今仮にダニをやったとしても

「また発生する可能性が高い」のではないか。



そして
至った結論。


(そうだタンスをやめよう)


壁一面クローゼット収納できるような造りなのに
その中に洋服ダンスを入れていた。

これがまずかったのだ。

ここで、
思い切って洋服ダンスを処分。

中のものはすべてハンガーでつるす。
つまりはクローゼット収納に変えることに。

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小ぶりのハンガーラックと大量のハンガーを購入。

もともとついていた
ハンガーラックも生かすことで

(なんということでしょう)

3000円くらいで
ウォークインクローゼット風の収納に早変わり。

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通気性もよくなり、ダニ対策にもなる。

しかも
洋服をたたまなくてよくなり、
服に折り目がつかない。

すぐ見えるから服も選びやすい。

いいことづくめだった。

なぜタンスにこだわっていたのか謎だ。


視点が変わることで
不要なものが見えてくる。


本当に要るもの
本当は要らないもの


極限までそぎ落とすための
ダニの猛攻だったのかもしれない。


激しいかゆみと引き換えに

彼女はまた一つ
何かを得たのだった。




綺麗道(きれいどう)


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