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【新潟人】そこそこ田舎暮らし:野菜×人×アキハ=豊かさ

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田舎暮らしにちょっと憧れている、野菜が好きだ、食べることが好きだ、新潟に興味があるという人におすすめ。【新潟のアキハ】何もないように見えていた暮らしの中に、実はたくさんの富がある…
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#エッセイ

【新潟人】そこそこ田舎暮らし:野菜×人×アキハ=豊かさマガジン記事一覧

新潟生まれ新潟育ち。 ですが、新潟の魅力にずっと気づきませんでした。 仕事を辞めてみて初めて気づいた 地方の魅力。 野菜の魅力。 生きることの意味。 そこそこ田舎もけっこういいところですよ。 👑SmartNewsのりました👑 ◆「おめさん、はつめらねぇ」90歳おばあちゃんのあたたかい言葉を残したい【新潟方言】(11月) 📚これは読んで欲しい📚 ◆実は耕作放棄地が希望? 私が気づいた新たな視点 新潟ママが考える日本の未来と農 新潟ってこんなところ ◆新潟の米がピンチ!

新潟の畑は今。春をじっと待っているものから受け取ったバトン

新潟産の 綺麗道です。 今年の1月。 最強寒波と呼ばれる「あいつ」に見舞われた。 (”最強”とは一体 何回あるんだ?) 幾度 嘆いたことか。 しかし、名に恥じぬ「最強寒波」 本当に雪がすごかった。 雪国とはいえ 「ひよっこ地域」で育った私にとって この『雪との格闘』は 人生で初めてレベルのものだった。 実際、小屋の屋根が雪でひん曲がり 崩落寸前。 その雪の重さは衝撃的。 * そこから時は流れ 幹線道路の雪は消えたけれど、 田んぼに積もる雪は未だ消えず、

【新潟推し】発酵女子がオススメする乙まんじゅうとは?後世に残したい江戸時代からの製法

新潟生まれ新潟育ち 綺麗道です。 新潟は南北に長い県です。 「県内の移動」と一口に言っても それは恐ろしい移動時間になります。 新潟の大きさはこれを見たらわかります↓ さて、そんな新潟県において 時間をかけてでも食べに行きたい 逸品シリーズ。 (そんなシリーズあったの?) 今日は 乙(きのと)まんじゅうをご紹介。 乙(きのと)まんじゅうとは 新潟県の県北に位置する 胎内市にあります 北陸の古刹 乙宝寺(おっぽうじ) その寺の門前に店を構える 『乙まんじゅ

【新潟発】菊を食べるなんてもってのほか?食用菊「かきのもと」を収穫して食べてみた。

綺麗道です。 今日は秋の旬の話。 秋にはいろいろな旬のものが出回りますが、 ”かきのもと”って聞いたことありますか? (・・・人麻呂じゃないよ。) ”かきのもと”とは、 食用菊のこと。 新潟県を中心に、 東北・北陸地方の一部では 菊を食べる習慣があります。 「え?菊を食べるって?」 驚きましたか? その歴史は案外古く、 江戸時代から食用が始まったと言われています。 エディブルフラワーの先駆け的存在 ”かきのもと” 今日は新潟の郷土食ともいえる ”かきの

【新潟発コケ活】雲洞庵と苔と私・南魚沼で癒される

綺麗道です。 今日は私がとても大好きな場所 新潟県南魚沼にあります 「雲洞庵(うんとうあん)」で撮った写真をご紹介します。 ーーーーーーーーーー 訪問は9月の稲刈りシーズンでした。 たわわに実った稲を見ますと、心が休まり、胸が温かいもので満たされていくのを感じます。 見慣れている田んぼの風景。 なのにコンバインを見てなんだか嬉しくて写真を撮りました。 これでごはん3杯いけるくらい、こういう風景が好きみたいです。 根っからの新潟県人ですね。 ーーーーーーーー

【畑のレタスの正しい食べ方】迫り来る影にあなたはどうする?

今日はレタスの食べ方について書いていくよ。 1.レタスを畑からとってくる ただの葉っぱだったレタスも 成長するにつれて葉っぱが丸まって玉になってくるよ。 もぐよ。 大きいレタスがとれたよ。 2、レタスを洗う 洗うよ。 このときが一番注意なんだ。 ぼーっと洗っていると 急に手に「むにゅ」ってくるときがあるよ。 そう、なめくじくんだよ。 よくレタスと一緒についてきちゃうから気を付けてね。 無防備にレタスに挑んでしまうと 突然現れたなめくじくんに 必要以上に驚

【春~初夏におすすめ食材】そらまめのこと・シンプルレシピで十分美味しい

今が旬のそらまめ。 ばあちゃん畑で毎年とれますが、 今年ほどそらまめを楽しんだ年はありません。 まさか自分で野菜をとって食べるとか フルタイムワーママ時代には 考えられなかった。 生活の変化で確実に感覚や精神面が変わった。 私の中に 野菜をはじめ自然というものに対する 「愛」 みたいなものが こんなに眠っているなんて知らなかった。 最近では用もないのに畑に行くようになりました。 野菜たちの移り変わりを見ながら 季節を感じる。 季節の変化にも敏感になった気がしま

【はじめてのあみあぶら】商店街のお肉屋さんと私のご褒美

【あみあぶら】 牛や豚などの内臓の周りについている網状の脂のこと。 フランスでは「クレピーヌ」と呼ばれる。 脂肪の少ない部位の肉をソテーやローストにする場合、 網脂で包んでおけば、パサつかず、 しかも脂のうまみがのっておいしく仕上がる。 参照:日本食肉消費総合センター用語集より コーヒー豆を買いに地元のお店に。 前回とは違う豆を試してみよう。 モカの酸味より、苦みが強いほうが好みかも なんて店主と話しながら今回の豆を選ぶ。 そうして選ばれたコーヒー豆 早速焙煎

【夏越の大祓】新潟市にある白山神社にいってきました

6月30日 1年の前半の厄や災いを祓い 無事を感謝するとともに 残り半年の無病息災 健康を祈る 半年詣り 夏の暑さに向かい 心身が疲れ、気力が衰えるなど 陰暦の6月は、 悪疫、病気の流行期とされていました。 【夏の名を越えて災いを祓う】 また、災いなどの邪神を祓い 「なごめる」というところからも この名で呼ばれるようになった これを【夏越の大祓】という。 各地の神社では毎年この時期になると 「茅の輪」が置かれそれをくぐることで 心身を祓い清めようと 多くの人

油揚げ界の大将軍「栃尾あぶらげ」がえび風味?老化防止効果もプラス

「あぶらげ」 あぶらあげの間違いじゃないの?そう思った方もいるかもしれません。 新潟県長岡市の栃尾地域で作られる独特の油揚げのこと。 地元では「あぶらげ」という名称で呼ばれています。 それがまた けっこうなインパクト なんです。 普通の油揚げとの違いは、とにかく 厚い そして デカい。 厚みは生揚げサイズの3センチ。 長さは20センチ。 なのに油揚げ。 お店で並んでいる様子は 油揚げコーナーに鎮座する まさに【大将軍】 すごいんですよ「圧」が。 ちなみに栃尾

【旬だより】枝豆×新潟という魅力:新潟は日本一だという話

知っていましたか? 新潟は実は【枝豆王国】だということを。 米だけじゃない。 今日は知られざる【新潟】 そして今が旬【枝豆】 の魅力についてたっぷり語ります! 枝豆王国新潟 新潟県は枝豆の栽培面積は全国1位 なのに 出荷量は全国7位 これは 新潟の枝豆があまりに美味しすぎて 全部出荷せずに家族や知人でたくさん食べる からといわれています。 また、枝豆含む「さやまめ」の 世帯ごとの年間購入数でいうと 新潟市が全国1位。 なんと全国平均の2.5倍ほど購入

【畑を愛でる会】夏がゆく~畑を見て季節の移ろいを感じる

お盆も過ぎ 季節が変わる。 季節の変化に敏感になった。 というのも畑の姿を見ることで ありありとその変化に気付くことができるから。 ほんの1か月前には 毎週届くたくさんの野菜たちを 「どう食べきろうか」と迷うくらいだった。 しかし、今 なけなしの野菜たちを 「ほんの少しでいいから」と分けていただく 野菜によって 季節の移り変わりを感じることができる。 もう秋なのか・・・と。 ほぼ夏野菜が終了した畑。 『栄枯盛衰』 あんなに一時は栄えていたのに 今や寂しさを醸

【FUKINOMEIGAバスターズ】バジルを守るために立ち上がった話

【一寸の虫にも五分の魂】 どんな小さな生き物であっても 魂があるのだから無益な殺生はいけない 小さくて弱いものにも相応の意地や考えがあるのだ という戒めの意味もある。 そこそこ田舎に住んでいます 綺麗道です。 今日は私のとある闘い日記をお送りしたいと思います。 虫と害虫虫。 小さな生き物である。 では害虫とは何か。 人間という存在がいて そこに有害な作用をもたらすとされるもの。 それが害虫。 人間たちを邪魔する存在は全て 「害」虫になる。 虫にだって主張

【畑を愛でる会】エッグプラントの由来と落花生に驚いた話

ミニトマトをとりにいこうトマトは食べないのに、ミニトマトは大好きな娘。 食べきってしまったので新たに取りに行くことに。 外に出てみると夕方なのにまだまだ暑い。 (今年も「熱く」なりそうだな・・・。) ふと畑に目をやると 未だにうだるような暑さの中 ばあちゃんとじいちゃんの姿が。 畑作りは暑くても関係ないようだ。 (いいお歳なのによくやるなぁ) ばあちゃんは言う。 「暑くて大変だわ」 でも 畑のうねに座って採れたてのトマトをかじりながら そう嘆く彼女を見ると