アパレルのDX化 新形態のOMOストア「オンワード・クローゼットストア」に行ってきた
どーも。145cmのパーソナルスタイリスト福元です。
今、小売業界で注目されている「OMO」というワードをご存知ですか?
「OMO」とはOnline Merges with Oflineの略です。
顧客体験の最大化を目指し、オンラインとオフラインの垣根を超えて購買意欲を作り出そうとするマーケティングの考え方ですね。
今年の4月24日に、この「OMO」を取り入れた新しい店舗「オンワードクローゼット」の旗艦店が、ららぽーとTOKYO-BAYにオープンしました。(イオンモール羽生店、mozoワンダーシティ店に続く3店舗目)
先日、ずっと気になっていたこちらの店舗に遊びに行かせて頂いたのですが、このお店がかなり面白かったんです!
ストアマネージャーの方にも少しお話しを伺えたりしたので、お店の様子と合わせてご紹介させて頂きますね!
*あくまでも雑談ベースのお話しです。公式に記事にするには(メディアに載せたりするのは)広報の許可も必要との事で、店舗の写真なども取れなかったのですが、実際に見て感じた事などを書かせて頂いています。
ネットで取り寄せ、お店で試着
この店舗の一番の売りは、ネットで取り寄せた商品をお店で試着してから購入出来るサービス「クリック&トライ」です。
このサービスは、昨年11月から既存ブランドの複数店舗でテストを行っていて、5月中旬時点で全国100店舗以上に対象店舗を拡大しているとのこと。
ただ、こちらの店舗の凄い所は、オンワードで扱っているブランドがほぼ取り寄せ可能なことです。
オンワードくらい大きなアパレルメーカーになると、当然扱っているブランドの数も多くなる訳で。
お店でも、各ブランドごとに商品がディスプレイされていて、一度に色んなブランドの商品が見られるのは便利だなと思いました。
中でも!
私的にアツかったのは、ECサイトでしか買えなかった「uncrave」が取り寄せ試着出来る事!!
今までは試着出来る機会は、たまにやっているPOPUPショップのみだったので、いつでも試着出来るのはありがたいですね。
お店にも商品が置いてある事もあってか、来店されたお客様がお店で「クリック&トライ」の申し込みをされるケースも多いそうです。
ただ。
今の段階では、ECサイトから「クリック&トライ」を申し込み出来ないシステムだそうで、そこはちょっとウィークポイントだなと思いました。
ECサイトで見たアイテムの品番やカラーなどを、もう一度「クリック&トライ」のサイトで入力しないといけないので、少し面倒くさい。
ストアマネージャーさんも「申し訳ないなと思ってるんです。」とおっしゃっていました。笑
ここに関しては、もっと使いやすい様に改善されていくと思うので、期待したいと思います。
カスタム出来るパンツ
スラックス系のパンツが数種類だけで、バリエーションは少なかったですが、裾上げだけではなくて、ウエストまでお直し出来るのは、シンプルに凄いなと思いました。
もちろん、お直し専門店ではウエストのお直しも出来る所はありますけど。
店舗で受け付けているのは、原宿のリーバイスの旗艦店くらいじゃないかな?
リーバイスと違ってその場では出来ないけど、3~4日で仕上がるとの事なので。
個人的には、余程急いでなければ時間的にも気にならないかなと。
ウエストサイズってパンツを選ぶ上でかなり重要なので、「ヒップに合わせるとウエストガバガバ」という残念な事例を改善出来るのは、本当に素晴らしいと思いました。華奢な方や身長が低い方の味方になってくれるハズ!!
こちらのサービスも「まだテスト段階なので、今はベーシックなスラックス系のパンツのみなんです。」とおっしゃていたので。
これから、対応出来るパンツのバリエーションが増えると嬉しいですね!
アパレル以外にも
今までのオンワードのブランドのお店と大きく違うのは、アパレル以外にも食料品や食器やタオル・洗剤などの雑貨も扱っているところです。
今までみたいに「お母さんが買い物している間、お父さんと子供たちはめっちゃ暇で退屈なんだけど」みたいな事も防げるんじゃないでしょうか。笑
洋服だけではなく「ライフスタイル」を提案していこうとしている感じで、よりお客様の生活に密着したブランドを目指している印象を受けました。
#nico and…なんかもそうだね
サスティナブルな取り組み
廃棄するものを減らす心掛けや、モノを長く使うためのケア、心身ともに快適に過ごす楽しさを、商品を通して提供していく「RE:LIFE CUSTOMIZE」をテーマに掲げているこちらの店舗。
お店の中にもリサイクルボックスが設置されていました。
ショップマネージャーさんにも説明して頂いたのですが、リサイクルのシステムも、ただ回収した洋服を途上国に送るとかではなくて。
回収した衣料品はRPF(固形燃料)に再生し、代替エネルギーとして利用したり、繊維製品の原料となるリサイクル糸を作って毛布や軍手を生産しているそうです。
さらに面白かったのは、リユースアパレルも販売している事。
そう、古着を販売しているんてす!!
リサイクルボックスが設置されているお店はあっても、新品と古着を一緒に販売しているアパレルショップって見たことないですよね?
もちろん、状態の良い物を選別して、キチンとクリーニングされているとの事だったので、綺麗なものしかありませんでしたよ!
しかも、その収益は環境・社会貢献活動に役立てていくとの事で、「徹底しているなぁ」と、ちょっと感動すら覚えました。
今の時代、サスティナブルな取り組みをしているのは、企業としてのドレスコード。
年々、求められているレベルも上がってきていて、それに応じて各企業の取り組みもレベルアップしているんだなと改めて思いました。
まとめます
今まで、オンワードのブランドのお店って、「綺麗めできっちりしている」イメージだったんですけど。
めちゃくちゃカジュアルな雰囲気で、今までのイメージが良い意味で覆されたお店でした。
オンライン全盛の今の時代。アパレル業界においても、「オンラインとオフラインをいかに融合させるか」は大きな課題だと思います。
ECサイトで取り寄せて、店舗で試着・購入の流れはこれから主流になってくるでしようね。
#ユニクロは3 ~4年前からやってたけど
#さすがです 、ユニクロ
今まであまり無かった形態の店舗だったし、色々とお話しをお伺いできて楽しかったです!
現在3店舗のみの「オンワードクローゼット」ですが、お近くの方は是非遊びに行って見てくださいね~(*^^*)
以上、オンワードクローゼットが面白かったというお話しでした!
では、またねー!
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